出来事

Shuといつも散歩する遊歩道。そこは「歩行者専用道路」だけど、自転車が通っている。当然のように。そして、坂をすごいスピードで下って登る。それを楽しんでいる。

 

Mario:ねえ、Shu、遊歩道のことで、なんか難しいことまだやっているの?

Shu:ウン、やっているよ。っていうか、もう出したけど。書類。

これでやれることは全部やったから、あとは待つだけ。その結果を。

 

Mario:ふ~~ん。結果が来るんだ。その結果が嫌だったら、どうするの?

Shu:そうだね。何もしないよ。結果だから、ただ受け止めるだけ。

だけど、人生、いろいろな結果が出て、人ってそれに振り回されるよね。

それを変えようとすると、ドツボに落ち込む。

それは何らかの「ルール」という客観で作られてるそれに私の主観を持ち込むと大変になる。

Marioも日本に来る時、「入管手続き」って、ルールに沿って入国したんだよ。覚えてる?

 

Mario:覚えているよ。あの時のこと。僕は3歳で、ケージにずっと入れられて、もう一生会えないと思っていた。

そして、Shuが僕を捨てたんだと。

泣いた~~~~~~~~~~

Shu:ゴメンね、Mario。そう思っても仕方ないよね。

まる2日間、ケージの中だったし、飛行機に結局11時間乗っていたんだから。

ケージの入り口のところ、結構噛みちぎっていたね。あんなに硬いのに。

 

Mario:そうだよ。気が狂ったようにかんでいた。

ほんと、多分狂っていたんだと思うよ。

Shu:怖かっただろうね。

再開した時、Marioがケージから出てくる時、腰が抜けていたのか、後ろ足が動いてなかったよね。

這いずって、出てきていた・・・

 

Mario:ウン。力が抜けていたけど、必死で近づいていった。Shuに。

Shu:そうだね。それから、PTSD、悪夢、いわゆるトラウマになって、すぐ噛み付くようになったよね。

 

Mario:ウン  いや、ワン!

Shu:この前も、耳たぶ噛まれて、今、ピアス跡見たいになっている。

痛かった。3週間治らなかった。

  だけど、犬のPTSDってどうやって直してよいのかわからない・・・

 

Mario:ごめんなさい。痛い目に遭わせて。

Shu:いいよ。

私も、悪かったんだから。間違って前足を抑えちゃったからね。

  あ、そろそろ、寄り道から戻らないと、

  「ルール」を守るってけっこう大変なんだよね。そして、作るほうが当然もっと大変だけど、最近、どんどん、新しいルールが出来ているよね。

  例えば、喫煙禁止区域。

 

Mario:ウン。前よく行ってたた公園って、そうなっているんでしょ?

Shu:そうだね。

駅が近いからかな?この前横を通った時、張り紙があったので見たら、「喫煙に関してクレームが有った。」からそうなったみたいだけど、これって、すごく主観が入っているよね。

だけど、なんとなく、納得してしまう。これって、私の、心の中でやっぱり煙草が悪いってあるのかな?

だから妙に納得するのかな?

だったとしたら、このルール、人の心にそっているよね。少なくとも私の。

 

Mario:へ~~~。タバコを吸うShuがそういうんだ。

Shu:ハハ。確かに吸うけど、1日吸って10本だから、あまり気にしていないよ。

  それよりも副流煙とか言うけど、人通りの少ない公園ってどうなの?と思った。

  これって、毛嫌い?盲信?被害妄想?  とかに進んでいかないかなって、心配になってくる。

  共存がない。

そして、禁止って一番ラクな解決では?と思う。

と言うか、手抜きの感じがして仕方ない。  

 

Mario:ウン。いや、ワン。

タバコを吸わないから、だけどあれはダメこれはダメっていうのはね。

Shu:そうだね。

ルールを作ると話し合いが無くなる。なんか殺伐とする感じがする。

  だけど、みんな、思っているんだろうな、色々なルールがあって面倒くさい。

 

Mario:僕達は、自然がルールだよ。

人間の中で生活するといっぱいルールがあるけれど。

Shu:確かにね。

自然のルールは爬虫類と哺乳類脳で作られているんだろうけど、人間脳で作るルールは、結構、ややこしいよね。

そうだ! 人間脳で作る、「親子のルール」を考えてみようよ。

Mario:ワン!