午後5時半、日が暮れる前に火を起こそうではないか。と、ここでスマホの天気予報アプリを確認すると、ななんと明日の午前7時から雨ではないか!なんてこった…。
ということで急遽、先ほど作ったブルーシートテントに、更にブルーシートを1枚追加した。そう、雨が凌げるように出入り口を塞いだのだ。これがなんと、なかなかの出来栄えなのである。来年からはこれにしよう。
陽が暮れかかってきた。急いで火を起こそうではないか。先ほど集めた焚き木と着火剤代わりとなる松の枯葉で火を起こす。しかし、連日の雨のせいで、なかなか火が着きにくい。焚き木がちょいと湿っているのだ。本来なら、だいたい1〜2分ほどで火が着くのに…。
それでも辛抱強く火を起こした。火が安定するまで5分ほど要したね。しかしまあ、焚き木が湿っているから煙が多い。
これでようやく本番だ。缶ビールをプシュッと開け、カンパイ!陽はグッと落ち、焚き火の存在感がグッと増す。大自然のど真ん中。ひとり時間をたっぷり嗜もう。
先ほど買ったおでんを手鍋に入れて温める。追加で、ちくわぶと厚揚げも入れる。こりゃいいゾ。 これがまた、すこぶる美味さなのである。なにより、カラダがグッと温まる。
おでんのスペースに、先ほど買った地酒をぽちゃん。この熱燗も更にカラダを温めた。おでんと日本酒の最強コンビは、やはり揺るがない。
闇は深くなり、焚き火が爆ぜる音だけが響く。焚き火の温かさが心地いい。独り占めの時間とこの空間。やはり、いい。