午後6時、神奈川県相模湖近くの相模川の河原にて、ようやく本格的に『真冬のぼっちマニアックキャンプ』が始まった。
手作りカマドに、おでんを入れた手鍋を乗せる。それを見ながら、ビールでひとりカンパイ。
ここ5年、この場所でキャンプをしているが、人が一切来たことがない。常緑樹の葉が擦れる音と川のせせらぎ音しか聞こえない静かな場所。そんな場所で、生命力が強い火を見ながらのほほんと時間を過ごす。
ビールが無くなる前に、おでんが入った手鍋に地酒のワンカップを浸す。ぐつぐつと熱燗になった頃、プシューッと蓋を開けグビり。体の深々まで染み渡る暖かさ。真冬であるから尚更だ。
網の四方に火を灯したロウソクを立てた。見た目は悪いけど風情が灯る。ヘッドライトを消して、自然の灯火に喜びを感じた。完全アナログ式。これでいいのだ。
真冬だというのに日中は気温が15度と高かったが、夜がふけるにつれ寒くなってきた。でも、今年はモーマンタイ。ユニクロで買った『極寒ヒートテック』が味方である。
自宅から持ってきた日本酒とペットボトルに入れたウイスキーでちびり。おでんにも、自宅から持ってきたお餅を入れてほっこり。見上げれば、無数の星が瞬いていた。大自然の光がない場所だから光が尚更強く、存在感が増していた。
気付けばお酒もアテも無くなった。そりゃそうだ、気付けばもう午後11時なのだから。寝袋に潜り込み、就寝した。
さみーーーっ!今年は、『極寒ヒートテック』を着てたから安心していたが、やっぱり夜中は寒い。自信過剰は良くないな。急いで、燻った火だねに焚き木を乗せて火を蘇らせた。そして、寝袋をぐいっと火元に近づけて、再び寝袋に潜り込んだのでありました。あぁ、あったかい…。













