カニは茹で?それとも焼き? @北陸
朝捕れた蟹をいただく、横浜に住む私には贅沢な話です。そんな贅沢を味わいに、北陸 山代温泉に行って来ました。その前に、昨年秋金沢に行って来た時の様子から〜まずは金沢の台所近江町(おうみちょう)市場!11月6日の漁の解禁を受けて、あちらこちらの棚は茹で上がった蟹で赤く染まっていました。ちらほら見える水色のタグ!これは加能蟹を意味し、石川県で捕れるズワイ蟹の証です。*兵庫県で捕れる浜坂蟹も水色のタグですが、タグにはちゃんとブランド名が書いてあります。この時は、茹でた蟹をいただきました。朝捕れた蟹を浜で茹で上げた鮮度バツグンの蟹です。お味は?もちろん、目にハートを浮かべた美味しさ。お店の大将にオマケしてもらった脚が一本欠けた蟹は、身がしっかり付いてて、ぷりぶりで甘く、何も付けずにそのまま蟹の味を楽しむことができましたそして、2日後、今度はこちらで、福井県の三国港近くにある蟹の坊.こちらでも生の蟹を一杯選んで、茹でていただきました。タグは黄色!福井県でとれた越前蟹の証し。そう、私は茹でた蟹が好きなんですところが、今回山代温泉でいただいたのは焼き蟹!女将さんが「これが一番美味しいのよ!」と、最初から最後まで焼いてくださり、カニ肉も一つ一つ取り出してくれました。蟹ミソもほぐした蟹肉と一緒に絡めて、甲羅ごと軽く火で炙る。磯の香りとミソの甘み、確かに美味しい最後の極め付けがこれ!炊きたてのご飯を加えて、蟹ミソリゾットです!美味しい!これも美味しい!..........,........,..............でも、でも、私は茹で蟹が好き!なのです立派な蟹でした。女将さんが信頼できる所から仕入れてきた橋立港から揚がった水色タグの加能蟹、まさか、全部七輪で焼かれるとは今回お世話になったのは山代温泉の宿。年賀のハガキをいただいた際に、女将さんの顔を思い浮かべながら、山代の古総湯の景色を思い出していました。2月に入ってから、「シーズン最後の蟹をいただきに参ります。」と電話をして、女将さんは「では、いいものを仕入れておきますね」と、明るく元気な声で応えてくれました。それから一ヶ月、楽しみにしていた私の茹で蟹は、焼き蟹となって現れたのです。「蟹をお願いします!」じゃダメなのね〜ちゃんと調理方法を伝えなきゃ!女将さんは生の新鮮な蟹は焼きでいただくのが一番美味しい!という信念を持っていました。なので、その支度をされていて、それはそれは私が喜ぶのを楽しみに焼いては肉を取り出して、私のお皿に乗せてくれたのです。私はそれをいただきながら、確かに焼き蟹も美味しい。私の兄も蟹は焼いた方が美味しいって言っていました。でも、贅沢言ってごめんなさい🙏私は茹でた蟹が好きなのです焼き蟹を食べながら、「茹で蟹が食べたい〜」と心の中で叫んでいました。最後まで口には出せず、リゾットまで食べて、私の蟹シーズンは幕を閉じましたコミュニケーション、ちゃんと伝えたか、今一度確認を!