私は
親の前で
弱音を吐いたことも
泣いたことも
ない。
それなりに
子供の頃は
泣いていたと思うが
泣いてる私を
叱りつける母も
嫌いになる姿も
2日口を聞かない行動も
嫌になった。
父も
なさけない。
生きていてお前は泣いてばかりで
情けない。
迷惑かけて。
と
よく
叱られては
歳の離れた兄達は
もう社会人になっていたので
夜中に家を抜け出して
声を殺しながら
近くの公園のゾウの中や
地元の駅の地下通路の階段で
泣いていた。
それから私は
親に
いい顔の末っ子。
頑張り屋の末っ子を
演じてきたのだ。
辛いことはないの?
ストレス発散はないの?
精神疾患が少しありそうなことを
伝えたが
全ては伝えてないので
色んな事が
次元が
遅れて聴かれるのか
逆につらかった。
誰にでも
秘密はある。
そう言って
恋人には
冷たいと言われ
担任の先生には
お前は一生結婚が出来ない。
と言われたが
偽りで
いい顔をして生きている。
いまだに。
誰にでも。
でも
時々思う。
私は
一体どこで入り口を間違えて
これからどんな出口があるんだろうか。
そう思いながら
また
いい顔をして
生きているのだ…