この時期
真夜中や明け方に窓を開けると


懐かしい夏の匂いがしてくる。


湿度の高い
あまりよろしくない気持ちになる
鬱陶しい季節なのに

この真夜中と明け方の空気は
なんというか
自分を成長させるような
見つめ直す考えを与えるような
脳を研ぎ澄ますように
たくさんのことを考えさせられた。


あの頃や
昔の匂いがするのだ。








いじめや
もう治らない人間不信で
一度自分の人生を終わらせた
挫折した生徒時代の朝方。





不登校で
進学を考えた真夜中。



自分が女として生きることを選んだ夜明け。




自分が進路に悩んだ真夜中。



母が病気をして
足を切断し、脳梗塞になって
途方もくれた生活を余儀なくされた
自分の未来への検討。




失恋して
朝まで国立駅で飲んで
終電を2時間も送り
歩いて帰った朝、3時。




いい決断も
悪い事も
全てこの匂いで
たくさんの思い出がある。

なんというか
田舎のばあちゃんちに
帰ってきた感覚に近い。










今年は一体



何を考えて
何を決断しようかな。


この匂いが
また一つ
いい意味で
成長させてくれますように。





アディオス。