そろそろ卒業シーズン。

3.11以来の式典の延期、中止で
あたしも気持ちがわかる。
(ミヤモトも大学の卒業式は中止でした)

でも
中途半端に終わっても
必ず始まりは来るのだ。


いつまでも
何時も。



こんばんは。

本日は
ミヤモトの『悩み』について話そう。




ミヤモトは
小さい頃から空気を読み続けなくてはならない
今で言う『パワハラ』があった。

それは実家でも
祖母の家でも
もちろん外で友人宅に居てもだ。




母は昔から外面ばかりを気にして
公務員や東大卒以上に
『嘘』と『肩書き』を塗り続けて話していた。

こうでなくてはならない。
このほうがいい。
こう言ってはいけない。

まるで海外の自衛隊の入隊で
初日からしごかれている自衛官の様に
教育をした。


そのおかげで
ミヤモトは嘘を塗り替え続けた壁を
一生塗り替え続ける人生しか知らない。


兄は外面ばかりを気にして
大したことのないミスを犯した飲食店に
彼女の前で面子を気にしてか
いちゃもんをつけ続け

その下の兄は
周りの目を気にして
主張が出来なくなった。

今では隠居している母だが
きっと育て方に
後悔があったであろうという背中をしているのだ。


だからと言って
母のせいで全て嘘で塗り替え続ける人生を
歩む事になったとは言わない。


全て自分が
その場で意見すれば、反論すれば良かったのだから。

気がついた頃には
もう実家を出ていた。

泊まり歩いて
転々とした。

逃げては
治さなかった自分にも非があるのだ。。。


だからこそ
そんな非がある自分としては
自分の悩みを誰かに打ち明けるなんてことは
到底できない事だった。



余計惨めになるのもあるが
そんなこともできない自分が
不満ばかり並べてしまうと
完全に自己中で終わる人生になるだけだからだろう。



悩みを受けてもらう時間も
相手に迷惑だと感じ、
いつしか自分の主張も
理解できないものなのだと

無駄な時間なのだと思い
三十路を前に
未だに半分程度しか自分を伝えたことがない。





それなのに
実家へ帰ると
最近母は言う。



『あんた、悩み打ち明けたりストレス発散出来ることないの?』




今更何をほざいているのか。


悩みは打ち明けるものでない。

ストレス発散なんてものはないのだ。と
散々言っていたのは
お主ではないか。


そんな恥晒す様な行為は
してはいけないのだろう。

心の中では怒りを覚えたが
いやいや。
ミヤモトも大人ですよ。


そんなことを今更ほざいても
何のメリットもない。
責めても無駄だ。


そう思い
そんな質問が飛び交う前に


『ちょっと出てくる。』が定番コース。


だいたい帰らない。


まーー


帰らない。



ほら。

また逃げているだけだ。








これをミヤモトが19歳の頃聞いた
唯一のある人は



『もがいている術がいい。もがき続けろ。』
と言っていた。



続けた先に何も無いのだと感じたが
今思う。



その『答え』を見つけるために
生きているんだと。






そう思うと

まだ若いんだと思う。



まだ生かされているのだと知るから。







多分これからも

きっと大切に人が出来ても
その人が自分の悩みを打ち明けてくれて
さあ、君の悩みを打ち明けてくれよ。

と、訴えてきても
具体的な内容は話さない。





きっと
年老いて
君がいたら
話せる時がくるから。




その時は
冥土の土産にでもしておくれ。





信頼していないから話せないのでは無い。


きっと皆

大切にしているものがあるから話さないんだろう。





もっと
違う環境で
塗り替え続ける人生でない人生を
歩んで行きたかった。。。




そう思いながら
心の中で涙をしようか。