🌙スピリチュアル
「怖がるためではなく、安心のために」
365日の相談室
カウンセリングの現場から
#044
こんにちは。
カウンセラーの神社昌弘です。
僕は20年間、カウンセラーとして、たくさんの方の人生に寄り添ってきました。
その中には、本やYouTubeでは伝えきれなかった、
「人生が少し整う瞬間」があります。
今日も、その物語を一つ、お届けします。
「私、霊が取り憑くんです。」
60代の女性からの相談でした。
お仕事は、
葬儀場。
亡くなった方と接することが多く、
仕事を終えて家に帰っても、
なんとなく気配を感じる。
身体が重い。
妙に疲れる。
「やっぱり、連れて帰ってきてしまうんでしょうか。」
彼女は、
真剣に悩んでいました。
僕は、
霊がいるとか、
いないとか、
そんな話をする前に、
こう言いました。
「それほど、心優しくて、真剣にお仕事をなさっているんですね。」
すると、
彼女が突然、
泣き始めました。
僕は、
少し驚きました。
でも、
彼女は、
ずっと泣いていました。
きっと、
怖かったのだと思います。
亡くなった方に接する仕事だから、
何かを背負ってしまうのではないか。
何か悪いものを、
連れて帰ってしまうのではないか。
そんな不安を、
ずっと一人で抱えていた。
でも、
僕が感じたのは、
少し違いました。
亡くなった方を、
ただ「仕事」として扱えない。
その人の人生や、
残されたご家族の悲しみに、
ちゃんと心を寄せてしまう。
だから、
疲れることだってあるでしょう。
家に帰っても、
仕事のことが頭から離れない日だってあるでしょう。
それを全部、
「霊のせい」
にしなくてもいいのではないか。
僕は、
スピリチュアルの仕事をしています。
だからこそ、
何でも霊のせいにするのは、
あまり好きではありません。
「それは霊障です。」
「悪いものがついています。」
そんなことを言われたら、
ただでさえ怖い人は、
もっと怖くなります。
僕がスピリチュアルを使うなら、
人を怖がらせるためではなく、
安心してもらうために使いたい。
だから、
彼女にも言いました。
「そんなに怖がらなくて大丈夫ですよ。」
「まずは、毎日、本当によく頑張っている自分を労ってあげてください。」
人の最期に関わる仕事は、
決して軽い仕事ではありません。
目には見えなくても、
心が受け取っているものは、
たくさんあると思います。
だから、
疲れたら休む。
お風呂に入る。
よく眠る。
誰かに話す。
仕事と自分の時間を、
きちんと分ける。
そうやって、
まずは生きている自分を大切にする。
それでいいのです。
彼女は、
泣きながら、
「そんなふうに言われたの、初めてです。」
と言われました。
その言葉が、
今でも心に残っています。
「霊が取り憑いている。」
そう思っていた彼女が、
本当に欲しかったのは、
除霊でも、
特別な儀式でもなく、
もしかすると、
「あなたは大丈夫ですよ。」
という一言だったのかもしれません。
今日のひとこと
見えないものが怖くなったときほど、
怖い答えを探しに行かなくてもいい。
もしかすると、
あなたは、
人より少し優しくて、
人より少し真剣で、
人より少し、
いろいろなものを受け取りすぎているだけかもしれません。
そんなときは、
怖がるより先に、
自分を休ませてあげてください。
スピリチュアルは、怖がるためではなく、安心するために。
僕は、
そう思っています。
今日も、誰かの人生が少し整いました。
また明日、相談室でお会いしましょう。
※この「365日の相談室」は、20年間・3万件以上のカウンセリング経験をもとに綴っています。プライバシー保護のため、年齢・状況・構成などは変更・再構成しており、複数の事例をもとにした内容も含みます。また、掲載にあたってご本人のご了承をいただいている内容を含みます。霊的な体験についてはさまざまな捉え方があります。強い不安、睡眠障害、体調不良などが続く場合には、霊的な原因だけに限定せず、必要に応じて医療機関など専門家への相談もご検討ください。この物語が、どこかで誰かの「大丈夫」につながれば嬉しく思います。
毎週水曜日の朝、
メルマガ「神社の手紙」をお届けしています。
3万件以上のカウンセリングと、
僕自身の闘病や人生経験から見つけた、
「心と暮らしを整える小さな知恵」を綴っています。
アメブロより、もう少し深く。
読み終えたあと、少しホッとできる手紙です。
▼無料で「神社の手紙」を受け取る
https://kanja.info/webform_13.html
▼イベントのお知らせはこちら
https://kanja.info/contents_761.html
▼対面カウンセリング(池袋)はこちら
https://kanja.info/contents_762.html
