寒い冬の地面に、ひっそりと優しく、けなげに咲いていました。
スノードロップ
待雪草(まつゆきそう)とも言われるこの花。
この花は「希望」の花と言われるのだそう。
かつて、エデンの園を追われ、雪降る冬の世界へと追い出されたアダムとイブ。
絶望と不安、凍えるような寒さの中で、嘆き悲しむ二人の前に、そっと天使が現れました。
「必ず、暖かい春がやってくるんだよ!」
天使が二人を慰め、雪に手を触れると…
溶けた雪のしずくがスノードロップの花になったと言われています。
明日から、また寒波が押し寄せてくるようです。
でも、必ず春はやってきます。
この寒さの中、誰に認められたいとも言わず、ただそこに謙虚に、ひっそりと咲く花たち。
ちょっと寒さに負けそうになった時、心に北風が吹いてきた時…
そっと足元を覗いてみたいですね。
きっとそこには今を生きる「希望」があるから。
よく見ると、タンポポも咲いていましたよ。
確実に、少しずつ、暖かい春が近づいているんですね。