ん~ホントにそうかなぁ…
私はミニバイクレースに携わり二十数年、かつては青山博一・周平兄弟、高橋裕紀やコヤマックス、その後に高橋巧・中上貴晶・富沢祥也、少し前には浦本修充・長島哲太・大久保光・渡辺陽向等々、その後ロードレースで大活躍したライダー達と、ミニバイクレースで一緒に走り戦って思う彼ら全てのライダーに共通していた事、それは『ミニバイクレースをしっかりやっていた』と言う事です
そんな彼らがミニバイクに乗って、変な癖が付いていましたかねぇ 基本皆、今のライディングスタイルを見ると子供の頃とそっくりw でも変な癖ならとっくに直しますよね
ミニバイクレースって本気でやると確かにお金は掛かります。でもロードレースでミニバイクレースと同じ経験をさせるとなると、お金が1ケタ変わります 別にミニバイクでお金を使えって事ではありません、ミニバイクでもロードでもレースは同じ なのでロードで大金を使う前に、ミニバイクで実戦経験を積ませて欲しいのです
最初に名前を挙げたライダー達は、皆ミニバイクレースで数十戦のキャリアがありました 中上選手や祥也なんかは年間30戦位出場してましたね
タイヤは減っていても、エンジンは遅くても、とにかく実戦経験が大事。(でも車体メンテはしっかりやりましょう)加えて肝心な事は、速い大人ライダーに揉まれる事 子供同士で争って走っていても、中々成長には繋がりません
最近のミニバイクレースにはレベルの高い大人ライダーが減りつつありますが、関東では桶川・秋ヶ瀬・リンクス・白糸など、まだまだハイレベルなレースを経験する事が出来ます
それとレベル高いライダーにどんどん話し掛けて欲しいですね、最近は皆色々アドバイスしてくれますよ 昔のエキスパートライダーは皆ギラギラしていて、話し掛けんなオーラを発散していたりしましたが、今は年齢を重ね皆落ち着いてますw 強面なナイ〇ガイ選手も、実は子供にはしっかりアドバイスしてくれます
ミニバイクレースはオープンな環境なので、仲間内だけの活動では無く、どんどんライダー同士の輪を広げていった方が断然お得です 過去の子供ライダーでも、オープンな環境で育ったライダーの方が、後にロードレースで成功した例が多いと思います。中上選手は走行前に毎回『よろしくお願いします』と挨拶して回っていたし、祥也なんかは初対面からエビちゃん呼ばわりでしたねw 更に某大御所達に『デビルマン ヨッシー』と堂々とタメ口きいてましたが、あの人懐っこい性格でみんなに可愛がられていたので、大人ライダー達からライディングスキルをどんどん吸収していました
YUEレーシングに所属していた子供達がロードレースに旅立つと、その世代の子供ライダー達も皆ロードレースに挑戦して、それ以降はミニバイクのエキスパートクラスで活躍する子供ライダーはめっきりと少なくなりました… それと同時にミニバイクレースは2ストから4ストへの過渡期で、以前の様なレース形態が崩れつつあるのも確かです。しかし、子供ライダー達にはミニバイク時代をおろそかにして欲しくはありません
最近のロードレース地方選には自分の目から見て、明らかにロードレースを挑戦させるにはライディングスキルが足りない と思う子供ライダーが多く見られます
確かに小さい内からロードレースの雰囲気やスピードに慣れさせる、と言った考え方あります。しかしロードはレース数が少なく、周りと争えるシチュエーションもあまりありません。それにミニバイクに比べて圧倒的に走行時間が短い ロードレースだけでライディングスキルを上げるのは並大抵な事では無い筈…
最初に名を挙げた『ミニバイクレースをしっかりやっていた』ライダー達は、ロードレースを始めると皆即戦力でした YUEから育ったライダー達も、ロードレース2年目には全日本で活躍していましたね
ミニバイクレースはロードレースへ繋がる登竜門 将来ある子供ライダー達には、濃い~内容でこの時代を過ごしてもらいたいです 私に聞いてもらえたら色々とアドバイスしますよ
それと本気でミニバイクレース・ロードレースをやりたい親子様方、YUEレーシングでは随時チーム員募集中 お問い合わせはサーキットで私まで
あ… 子供ライダー以外でも、全然アドバイスしますので