晴れ「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。ラブラブ

鎌倉時代に、北条政子は頼朝の亡き後御家人に向かって行った演説が効果があったようだ。頼朝に代わって家臣たちを叱咤激励した際に、「創始者の恩を思い出せ」というような意味の演説をしたらしい。

もし、「自分の恩を返せ」となると、恩着せがましくなってしまうが、うまい言葉の選び方をしたようだ。そうして、心を一つにしたのだ。

言葉一つで人心をまとめたことが驚異的だと筆者は述べている。つまり筋の通ったことを堂々と発言し、相手に覚悟を迫ることができたということなのだ。これが戦うチームのリーダーといえるのだった。

サラリーマンなら、「成績が悪ければ給料が下がる」、と脅かすよりも「今こそサラリーマン魂を見せろ」と迫った方が、モチベーションは上がりやすそうだと齋藤氏は述べていた。