晴れ「憂鬱でなければ、仕事じゃない」見城徹・藤田晋著より。ひらめき電球

平凡な売れ行きの本を作っていれば、余計なストレスを負わずに済むという。しかし、見城氏はそれでは満足ではなかったのだ。

むしろ苦しさこそが仕事の本質だと考えていた。またユニクロの柳井正社長も「ビジネスは、辛くて苦しい。しかし、それは正しいということ」と述べていた。

確かに営業をやっていた時は、そこそこの売上げならストレスも感じなくて済むが、それなりに人より多くの数字を上げようと思えば、苦労もあったものだ。

結果としてそれなりの喜びも感じられた。たまたま大きな数字があげられても、努力が少なければ喜びも大きくはない。

話を本にもどせば、見城氏が会議で出された企画を却下する時のセリフは決まっていた。「こんな本、今までにいっぱいあるよ」だった。

実にわかりやすい一言だと共感した次第。自分自身、日々の仕事もどれだけ人と違ったことをやっているかが、やりがいのバロメーターだとも感じていたからだ。