晴れ「感動する脳」茂木健一郎著より。!?


ここでの小タイトルは「感動は一瞬にして人生を変える」とあった。何かに感動することで、その世界に踏み込む人も多いようだ。映画、演劇など芸術分野だけでなくスポーツの感動を自分でも経験したくて、のめり込んでしまうというのも理解できる。


私自身も学生時代見た学生による英語のドラマを見て、自分でもそんな経験をしてみたいと思って、参加した覚えがあった。確かにいい経験になりその後の最も印象に残る思い出ともなったものだ。


ここではドイツの文豪ゲーテのことについて触れられていた。ゲーテは何かの変化について、水成論と火成論の二つのモードがあるといったのだ。


前者は長い年月をかけて徐々に変化していく様子で、後者は火山のように一気に環境が変わってしまうことだった。この火成論こそが「感動」ということだった。


アインシュタインは五歳のときに父親に磁石を買ってもらった。すると方位磁石がいつまでたっても同じ方向を向いていることに気づき、その不思議な現象に感動を覚えたという。その感動が後に時間や空間について考えるきっかけになっていた。