くもり「なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか」藤沢久美著より。富士山

筆者は約10年ほど前に「21世紀ビジネス塾」という番組でキャスターをしていた。その時にいくつかの元気のいい中小企業を紹介していたのを思いだす。筆者はその後も3年間で400社ほども取材を続けたという。

そして、そこから小さな企業の小さな工夫が、よく見れば最先端のビジネスであることにも気づいていた。そして、その後新たに「御用聞きビジネス」が生まれてきたという。

現代の御用聞きとは、サザエさんに登場するような酒屋の三河屋さんではなかった。今の消費者の求めるものは、安心、心地よさ、自分らしさのようなものだった。一人ひとりにあった感覚のようなものだともいう。

インターネットが発達した現在では、小さな町の小さなお店でも、全国のお客様の御用聞きになることができるのだった。むしろ小さいからこそできるサービスもあるのではないだろうか。