「偉人たちのブレイクスルー勉強術」齋藤孝著より。![]()
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これを実践して世界的なブランドを創り上げたのはシャネルだった。意外にも彼女は孤児院で育っていたのだ。しかし、その育った環境を負の遺産にはしなかった。むしろそれを逆手にとっていたようだ。
シャネルのファッションの特徴の一つに「黒」を打ち出したコンセプトがあった。ファッションに敏感な人なら、その洋服を見ればすぐにシャネルのものだと想像がつくものだ。あるいはシャネル風だと思うかもしれない。
それは子どもの頃、孤児院や修道院の寄宿学校で黒と白のものばかり着せられていたことが影響していた。そんな子どもが大人になれば、逆に反動でカラフルなものを着たくなる筈だが彼女はそうではなかった。
むしろ白と黒については誰よりも知っているということから、それを基調にしたファッションを提示していったのだ。自分だけの規律をつくってそれをもとに仕事をしていったようだ。そこから独創が始まったのだろう。
高価な毛皮をレインコートの裏側につけて外からは見えなくしてしまうことで、洗練された印象がでてきた。しかも贅沢感もあったのだ。こんな世間の常識とは逆のファッションを追求していくことで、世界的なブランドは広まっていったようだ。
しっかりと自分の価値を見つめて、常に研鑽を重ねていった。いろいろな幅広い人々との交流を通じて、ヒントを得て貪欲に知識を吸収していったのもすごい。実に強い精神の持ち主、自立した女性だったことががうかがえる。