雨「ひらめきをカタチに変える58の方法」茂木健一郎著より。ファニー音符ギター

これは茂木さんの好きな言葉の一つだという。根拠もないのにどうして自信がもてるのだろう、と実に気になった。もともとは歌手のスガシカオさんの言葉だそうだ。

スガさんは、29歳まで普通の会社員をしていたが、ある日突然プロの音楽家を目指して辞表を提出したという。デビューの見通しがなかったが、「根拠のない自信があった。そうとしか言えない」と言ったそうだ。

それにしても、思い切ったことができるものだ。よほど自分の才能に自信があったのだろう。またそれまで何かである程度の手応えがなければ、いきなりプロを目指すことはないのではないかな。

茂木さんは、人生の中で自分の輝きを放つためには、この「根拠なき自信」が絶対に欠かせないという。そういえば、日常でも今までうまくいったから次回もうまくいくだろうという気持ちで過ごすことは多い。

実際は、前回がうまくいっても、同様な結果になるという保証はない。多くの場合、人は未来を楽観的に見ることで、前進しようとするようだ。人はみな、多かれ少なかれそうした楽観主義があるからこそ、生きていけるのだろう・・・な。