「ひらめきをカタチに変える58の方法」茂木健一郎著より。![]()
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「前日のつづき)
たしかにどんなすばらしいアイデアや理想も、実際のかたちにならなければ意味がないことになる。よく、口先だけ達者な人がいるが、実際にモノになったものはほとんど見たことはない。
ここに一つのエピソードがあった。それは、スティーブ・ジョブズの言葉で「Real artists ship.」というものだった。本当の芸術家は出荷する、となって、すばらしいアイデアも具体的な商品にしてユーザーの手元に届けることは大切なことだ、という意味だった。
頭の中の情報を出荷することには、2つのメリットがあると茂木氏はいう。1つは、その情報の価値を客観的に分析できること。2つ目は「感覚系と運動系」の調和が図れることだった。
たとえば、役に立ちそうな情報を、人に話して「出力」することにはメリットがあった。それは、自分で再確認できることと、相手の反応を見ることができるからだった。
もしかしたら、これは学生のころよく英語の授業で言われた「教えることは学ぶこと」というのとちょっと似ていそうな気もするな。茂木氏の仕事の極意は「脳の入力と出力のサイクルを回す」ことだという。