曇「筋を通せば道は開ける」齋藤孝著より。怒り家ツリー

ここには、「フランクリンの徳チェック表」というのがあった。その表の縦にはフランクリンの13の徳の項目があって、横方向には1週間の曜日が書かれていた。学校の時間割に似ている。

徳の項目には、節制、沈黙、規律、決断、勤勉・・・などが書かれていた。そして、毎日、達成できなかった項目に黒点や*を書きこむだけだった。

これほど単純に表を作っておけば、負担も少ないと考えたのだ。そもそもこれは、2000年前にピタゴラスが道徳の習慣作りのために考えたものをヒントにしていた。

これほど古いものからもフランクリンは自分流に作り上げてしまうのはすごいこと。ここでのタイトルは「徳マスターへの道は、一冊の手帳から始まる」とあった。

つまり手帳にこの表を作っておけば、いつでも簡単にチェックできたのだ。面倒というよりもむしろこれだけなら進んで書きこめそうだ。(しかし私は手帳を持つ習慣がない・・・)