晴れホームページ「どらく」2009.10.30より。驚きお金映画

映画監督の森田芳光のインタビュー記事があった。その中で彼は新製品というモノもメディアとして考えていたのだ。たとえば、パソコンやケータイ電話も入っていた。

次々と登場する新製品はまさにメディアでもあったのだ。メディアが世の中を変え、人を変えていくという。そう言われれば、パソコンやケータイが当たり前なモノになる前とその後では生活は大きく変わっている。

実際手紙を書くよりメールはお手軽で早くて安い。しかも場合によっては写真や動画までほとんどリアルタイムで送信できる。またパソコンのインターネットでは見知らぬ人ともコミュニケーションできる。

また別なところでは、電子辞書の登場で従来の紙の辞書を引けなくなっている学生も多そうだ。またiPod、ニンテンドーDS、ケータイメールなどを電車の中で楽しむ風景は当たり前になってしまった。

もちろんいいことばかりではなく、インターネットなどによってもたらされる弊害もある。ネットを通じた犯罪、事件などは頻繁に起こっている。最近制作された映画「わたし出すわ」では、「お金」もメディアの一つと考えていた。森田監督はそのお金によって人はどう変わるかを表現したかったという。

その時代によってヒットする新製品は異なってくるが、それが人の生活や心にもたらすものは大きい。森田監督はそんなメディアと人間の関係をこれからも映画で表現したいと語る。


知らず知らずのうちに世の中を便利に快適にする新製品によって、人の考え方も行動も大きく変わってきてしまったのだろうな。