晴れ「ENGLISH JOURNAL」2008.12月号より。注意コンピュータ

大前研一がアルビン・トフラー(未来学者)にインタビューしていたなかで目にしたフレーズだった。私にとってアルビン・トフラーは懐かしい名前だった。もう30年以上前の学生時代に『未来の衝撃』という本を読んだ覚えがあったからだ。内容はほとんど忘れてしまったが。

富について、トフラーは次のように言っていた。「富とは必要を満たすもの、さらにいえば欲求を満たすものなら何でも。私たちは普通金銭で満たすことを考える。・・・・しかし富というのは実のところ、金銭のやりとりが行われなくても創出され得る」と。

その例としてリナックスをあげている。もともとフィンランドのパソコンマニアが完成させたOSのプログラムを無報酬でオンライン上に公開したのがきっかけだった。そして、リナックスはマイクロソフトを脅かす存在にさえなっている。IBMまでもリナックスを頼りにしているという。

まったくの見返りなしに、無報酬で何かをすることが、経済に莫大な影響を与えた例だ。つまり、多くの会社がいまや金を稼ぐためにこの非金銭的な製品に依存した商品を作るようになっているのだ。

たとば身近なものではブログもその一つかもしれない。ブログ自体は無料がだ、そこに掲載される広告(コピー)によってビジネスは成り立っているのだろう。ネット広告はこれからもますます増えているのだろう・・・な。