晴れ「フロイトで自己管理」齋藤孝著より。曇驚き

齋藤氏は、そんな人は「人の心に訴えるものが強い」と述べていた。つまり、自分の成功した自慢話よりも、弱い部分をどう乗り越えたかの話の方が共感を得やすいということだった。

コンプレックスを持たない生き方よりも、むしろそれを時間をかけて飼いならしていくほうが、人間的魅力は出てくるようだ。

例えば、プロ野球で活躍するダルビッシュ有投手にとっては、意外なことに思えるがルックスがコンプレックスだったという。他者から見れば抜群なイケメンに見えるが、本人にとっては他の日本人と異なって見えるのが嫌だったらしい。

しかし、野球を続け一流になることで日本人としてのアイデンティティ(簡単にいえば「自分が自分である証」)を見出しているようだ。

コンプレックスをエネルギーに変換できたら素晴らしいことだ。結局、コンプレックスとどれだけ調和できたかが、人間の成熟度ともなっている。