晴れ「知的経験のすすめ」開高健著より。角帽学校

人間はもの心つく前から、無意識のうちに教えられることの連続で生きているようだ。とくに幼いころは親の言葉や動作を真似してものを覚える。日常生活をするためにいろいろなことを教えられ身につけていく。

教えるのは親ばかりでなく、兄弟姉妹であったり、いずれ学校の先生、友人と変化していく。家の中でも外でもまた読んだ書物からも教えられる。今の自分があるのはそんな無数の教えから成り立っているともいえそうだ。

そして、その教えとは経験といってもいいようだ。経験は多くのものを理屈なしで教えてくれる。単に人の話を聞いたりテキストから教えられるより、積極的に手、足、目を使って経験を通したときのほうがより深く理解できるもの。

教育は学校時代よりもむしろ社会に出てからのほうが重要かもしれない。誰も教えてくれる機会がなければ自分で学ばねばならないし。実はそれが難しい。失敗という経験もある意味いい教育だが、ある程度歳をとればそれもきついだろうな・・・