晴れ「私塾のすすめ」齋藤孝・梅田望夫著より。角帽クリップ

この本のサブタイトルは「ここから創造が生まれる」とあった。この両著者は同じ1960年の生まれだった。梅田氏は理系出身で最先端でビジネスをしている人だ。また齋藤氏は言うまでもなく大学教授で教育を専門としている文系の代表ともいえる。二人の対談は興味深い。

伝記ものなどは小学生の頃にたいていは読んだり聞かされたりしものだった。ほとんどの人はそれだけで知ったつもりになって、繰り返し読み返したりはしないだろう。しかし、齋藤氏は小学生の頃から今までずっと伝記、自伝を読んで自己形成の柱としていたという。さらに「心の骨格を作った」とも表現している。

自分とはレベルがぜんぜん違っていても、あこがれるのはいいことのようだ。梅田氏はこれをロールモデル思考と表現している。天才、偉大と呼ばれている人は学ぶことがうまいらしい。そういう人からは何らかのヒントが得られるようだ。

齋藤氏はジャズ・トランペット奏者のマイルス・デイビスの自叙伝を読んで、音楽の分野でこんなふうに猛烈に学び続けているということがわかれば、それを自分の領域に当てはめてみることも有効だと述べている。つまりそれが自分のエネルギーにもなるようだ。

当然偉人だからといって、何ごともうまくいっているわけではない。むしろ一般人よりも出会うトラブルは多いかもしれない。そのトラブルの乗り越え方もまた勉強になるはずだと考えている。その気になれば、偉大な人からは多くを学べるようだ・・・な。