(前日のつづき)
谷村氏が教鞭をとる音楽院は中国の二大音楽院の一つだった。生徒数は2000人、100年の歴史を誇り、そうそうたるクラシックの音楽家を何人も輩出している。当然ながら入試の倍率はもの凄い。
そんな中国の教え子が今年初めて卒業したのだ。そして、『谷村先生のように中国と日本の架け橋になりたい』と何人にもいわれたと振り返っている。
ちょっと面白いエピソードがあったので触れてみよう。4年前、上海でコンサートを開催した際、谷村氏が教えている音楽院の学生を招待したことがあった。谷村氏が最後に『昴』を歌ったら、生徒が『先生がおつくりになったんですか』と驚いていたという。
中国の若者たちはこの『昴』を中国の歌だと思っているらしい。まあ、日本でも今の20代、30代の人には『昴』と聞いてもピンとこないかもしれませんがね。
そうそう、“カラオケで”人が歌うときこの曲が一番聴きたくないと誰かが言っていたっけ。(同感かも。谷村氏自身の声を聴くならいいけど)きっと勝手に陶酔してしまうからだろうな~♪