筆者は現在、杉並アニメーション博物館館長をしている。本業はアニメーション作家、漫画家でもあった。今から17年ほど前に、ユネスコ・アジア文化センターから識字教育のためのアニメの制作依頼をされていた。
そして、日本が得意とするアニメで世界に役立つ仕事をするようになっている。アジア地域には文字が読めないために貧しい生活を強いられている人が実に多くいるということにも驚いた次第。
アニメなら文字を読まなくても、見ているだけで内容が理解できるはず。人の感じるものは世界共通に違いない。そのアニメの主人公の声は日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんがボランティアで担当してくれたそうだ。
アニメはその内容により理屈ではなく、人に何かを訴え教育もしてくれる。だからこそのタイトル「アニメが世界をつなぐ」となっていたのだろう。
蛇足ながら、筆者の鈴木氏は若い頃に後に有名になった漫画家たち、赤塚不二夫、つのだじろう、藤子不二雄(安孫子素雄・藤本弘)、石森章太郎などと一緒にトキワ荘で漫画の仕事をしていた人だった。
そして、「オバQ」に登場する小池さんのモデルでもあったのだ。当時(昭和30年代)は手塚治虫とも交流があり貧しくても勢いがあったようだ。