曇 「日本経済新聞」夕刊2008.2.15付より。パー

この日の“ひとスクランブル”というコーナーには先月亡くなった青山商事会長、青山五郎さんの追想録があった。その中で長男で社長の青山理氏が五郎氏の一番印象深い言葉としてあげていたもの。

激安の紳士スーツ販売など「非常識」で大衆をつかみ専門店チェーンの先駆けとなった青山商事を一代で築いていた。しばしば新聞のチラシやテレビCMを目にしたことはあった。確か私の住む地元の駅付近にも紳士服の青山はあった。

とはいっても、私が紳士服、洋品を買うのはほとんどがデパートだから実際に足を踏み入れたことはなかったかもしれない。この会長の言葉は確かにインパクトがある。モノには特許は伴うかもしれないが、小売業の場合はノウハウの蓄積がものをいう場合があるだろう。

しかも、その業界で勝つには人の力しかないというのもうなづける。当然ながら常に売るための創意工夫と営業努力のみが結果を左右する。特許がなければ、あとはその人の力次第なのだ。販売は接客が命ともいえよう。

蛇足ながら、昨日の日記とやや関連するが、この青山会長も験担ぎで同じネクタイを1週間続けたこともあるという。営業成果だけが問われる商売には、やはりそんなこともありということかな・・・