「相鉄瓦版」2007.9月号より。
これは自身も三万冊の本のコレクターだという文芸評論家の長山靖生氏が言っていること。人にとっては何の価値のないものでも、自分には大切なものもある。
たとえば、お菓子の袋や箱はただのゴミにしかならないが、それを意識して100個ぐらい集め始めたとしたら、次にはもっといろいろな種類を集めたくなるのではないだろうか。
一般にコレクターというと美術品や高額な宝飾品や骨董品などが思い浮かぶが、それは一部の財力のある人に任せておけばいいだろう。庶民はむしろお金を使わなくても集められるものにこそ価値を見出したほうが長続きもするだろうし、楽しいのではないだろうか。
つまり、わざわざ集めるためにたくさんのお金を出さなくても長年かかって自然と収集できたものほど自分にとっては価値があるかもしれない。それは逆に言えば、お金をいくら積んでも買えないものだからだ。
たとえ一枚数十円の切手でも、漠然と集めるよりもあるテーマを持って集めたほうが面白そうだ。たとえば、絵柄のデザインが植物、昆虫、世界の建造物、歴史上の人物、楽器・・・など。
一般庶民はむしろ安くて身近に手に入るものを目指して、コレクターになるほうが気楽に長く楽しめそうだな。まずは何をコレクションするかを決めねば・・・