
「知の休日」五木寛之著より。
この本の第六章は“靴と遊ぶ”だった。本当におしゃれな人は服装ばかりではなく、足元の靴にまでこだわっている。もともとファッションにはほとんど関心がない私は、履きやすければそれでいいいと思っている程度だ。
買った時点では、ちょうどいいと思っても歩いているうちに、そうでもないことがある。だから靴は難しい。ぴったりすぎても歩きづらいこともある。初めから満足な靴に出会ったことはない。それは自分の足のせいかもしれないが。
今まで、履いていて疲れを感じない靴に何度出会ったことだろう。(ほとんどなかったかも)いくら格好がよくても自分が快適でなければ価値は無い。いずれにしても、どんなにお気に入りの靴も消耗品には違いない。
日中、靴を履きつづけていると、足がかなり熱をもっていることに気づく。とくに夏はそうだ。だから、もう20年以上前から初夏から秋にかけては、たいていメッシュのものにしている。困るのは梅雨のどしゃ降りのときだが。ほとんど毎日のように履くので、翌年にはまた買い換えることが多い。
そんな靴もはじめからぴったりということはなく、我慢して履いているうちに少しずつなじんでくるのを待つしかない。それを履いたら、自然と気持ちが弾んで歩きたくなるような靴に出会いたいものだが・・・