[006] オペックホワイト 【1206-M】
オペックホワイトはその雪のような白さが特徴です。
ショーベタのみならず、トラディショナルベタでもオペックホワイトは人気があります。しかしオペックホワイトはブリーダー泣かせのショーベタと言われています。
ひとつは[003] のときにお話しました。ではもうひとつとは一体何でしょう?
ショーベタは稚魚から成魚へと成長するにつれて色が変化することがあります。これはその稚魚の親が持つ遺伝子によるもので、「最初はレッドだと思ったのに成長するにつれてレッドバイカラーになってしまった」という話は珍しくありません。
そしてそれは親魚の遺伝子だけに止まりません。その親魚の更に前の代まで関係していきます。
これはオペックホワイトにも言えること。
オペックホワイトは、育てようとしても途中で何らかの色が入ってしまい、価値が下がることが多いと言われています。そしてそれは親同士がオペックホワイトでも避けられません。何故なら親の親までもがオペックホワイトとは限らないからです。
ただでさえ上質なショーベタのハーフムーンを生み出すことは難しいのに、さらに今紹介したような厄介な問題があるのです。
ですがそんな苦労があるからこそオペックホワイトは美しいのかもしれませんね。
[005] メラノブラック 【1201-M】
ブラックには今回紹介するメラノ系とカッパー系があります。メラノ系とはブルーの黒色因子(メラノ因子)が強くあらわれたもので、胴体はブルーに近いブラックになっています。
ここ最近思うのですが、ショーベタのコンテストをネット上で行ってみたらどうでしょうか。何故ならショーベタは環境の変化に弱く、コンテストに出たはいいが家に帰ってみるとヒレがボロボロになってしまった…なんて話はよく聞きます。
もちろんネット上でコンテストを行うことに色々と問題はあるでしょう。ですがショーベタのことを考えると議論の余地はあると思います。
何より全国にはもっと沢山の潜在的なショーベタファンがいるのです。もしその方々が簡単にコンテストに参加出来るとしたら…きっと素晴らしいにちがいありません。
いつかネット上でショーベタコンテストが出来る日が来るといいですね。
[004] ロイヤルブルー 【1211-B】
ブルーはレッドと同様ショーベタのスタンダードカラーとして有名です。
ブルーにはロイヤルブルー、ターコイズブルーなどがあります。でもどちらかと言えばロイヤルブルーの方が多く市場で流通しているように思います。
ターコイズブルーとはグリーンに近いブルーのことです。
実はショーベタ市場においてグリーンは圧倒的に少ないカラーの一つになっています。
理由は分かりませんが、あるショーベタに詳しい方のお話によりますと、「グリーンは劣性遺伝子ではないので、再現することはそれ程難しいことではない。今後はグリーンのショーベタはもっと増えるかもしれない」とのことでした。実際にパステルブルーを繁殖させた際にはパステルグリーンの稚魚も生まれているそうです。
グリーンがショーベタのスタンダードカラーの一つになる日もそう遠くないのかもしれません。