急遽主催者から、ボンダイフィーストでの公演の後に「落語ワークショップ」を開催しませんか?と誘われた。「せっかく、ボンダイまで来てくれたんだから、公演だけでなくワークショップも是非!人気で応募が殺到するだろうから、公には宣伝しないで、ローカルのアーティスト、役者さん限定に私が知り合いのアーティストたちにメールするから。すごい人が集まるから人数制限しておきます。」とのことだった。

全くどこにも宣伝されず急遽開催が決まった「落語ワークショップ」

秘密すぎて、当日の参加者は、30名限定のはずが3名であった。しかも皆、私のフェースブックを見てきてくれたというではないか。(笑)いくらなんでもどこにも宣伝しないのはどうかと思い、ギリギリになってブログとFBでちょこっと宣伝しておいた。あーよかった。後から、もっと早く知っていたら参加したかったのに。。。急だったのですでに予定が入ってました。というメールもいくつかいただいた。

それにしても、ワークショップ代を払っていただいても3人対象の3時間のワークショップは、はっきりいって割りにあわないので、よっぽどキャンセルしようか?と迷った。だが、3名でも落語のことを知りたい!学びたい!という人がいるのだから、よーしやろう!と決定。生徒さんは、オーストラリ人の演劇の先生、日本人の先生、声優さん、皆女性であった。

大人向けは学校公演と違って、細かいところまでやる。

もちろん英語で、落語の歴史、日本のいろんな笑い、落語家とは、弟子と師匠、修行、楽屋での気遣い、落語の仕草、小噺、上方落語と江戸落語の違い、出ばやし、ハメ物などなど、私の実経験も交えた話に、生徒さんは目をキラキラ輝かせて聞いてくれた。実際に高座に座って小噺をしていただいた。

あっという間に3時間が過ぎ、生徒さんからは、

「 知識と実践で細かいところまで教えていただいて本当に楽しかった! 」「もっともっと落語を学びたい!次ワークショップがあったらメルボルンでもどこでも飛んでいきます!」と言っていただいた。

ああ、本当にやってよかった。また、私もやっていて本当に楽しかった!

生徒さんの面白い発想や疑問に改めて私も学ぶことがあり、人に教える=学ぶこと。とはよく言ったものだ。

次回は、メルボルンで開催予定。

今度はちゃんと宣伝しようっと。(笑)