先週のボンダイでの公演は、最高に楽しかった。

シドニー快晴!飛行機も予定通り、タクシーも渋滞なしでスムーズにホテルに到着!

ホテルはボンダイパビリオン、ボンダイビーチ目の前のお洒落なデザイナーズホテル.

むっちゃかわいい!気が上がる。部屋のドアも私の大好きな、黄色!何かいいことありそう!すぐに荷物を置いて、リハーサルのため会場まで徒歩で向かう。リゾートエリアなのか、とにかく冬でも人は多く、活気があり、明るい!いい感じだ。

さあ、数百名収容可能な巨大テントが私の今晩の会場と聞いてきたが、どこだろう?

巨大テントと聞くと、木下大サーカスの赤と白のシマシマのテントが思い浮かぶ。ちょっと古いかな?シルクドソレーユのテント、こんな感じかな?とイメージしながら探すが、あれ?なかなか見つからない。カラフルで不思議なオブジェのあるお庭の向こうにテントが見えたが、巨大とはとても言えないかわいいテントだったので、これでは物置かなんかのテントだろうと通り過ぎた。

スタッフに聞くと、あのテントだよ。100名は入る良い会場だよ。

中は思ったより広く、確かにぎゅーぎゅー詰めに座ると100名は入るかな?

味のあるテントであった。

ストリート、20名席の会場から3000名のアリーナ会場まで今まで本当にいろんなところでやってきたので、あまり驚かない。どんな場所、どんなお客さんでも対応出来るという自信がある。

2時間のリハーサルはあっという間に終わり、本番へ向けて気分を上げていかないと。

早めの夕食をとって、ホテルに戻り少しリラックス。朝早くメルボルンを出発して、すぐにリハだったので、ちょっと疲れ気味。会場はホテルの目の前なので、ホテルで着物に着替えて出発することにした。ノリのいいジャズ音楽をかけて、着替えてお化粧した途端に、気分はハイに!よーし準備万端だ。

本番前、舞台袖で控えている時はお祈りの時間。無宗教ですが。

「これからここでショーをさせていただきます。この土地の神様、ここに住むスピリット、ご先祖様、笑福亭のご先祖様、ありがとうございます。Impressing ではなく、 Blessing. お客さんに心から楽しんでいただけますように。」

1時間のショーはあっという間に終わった。

ずっと爆笑だった。なんていいお客さんなんだ。いつもはオーストラリア人90%日本人10%であるが、さすがシドニー!日本人が多く住まれているのだ。30%が日本人のお客さんで嬉しかった。

一部のメルボルンネタを、メルボルンの地名をシドニーに変えてやろうか?とも思ったが、もっと面白く!と思いそれはやめて、違う新しいネタ、またシドニーではやったことのない絶対に受けるネタに差し替えた。

終わってからお客さんに「笑いすぎて泣き続けました〜」などなどうれしいコメントをいただいた。ボンダイフィーストのプロジューサーからは、「最高だ!本当にすごい!また来て!」と喜んでいただき、ほっとした。

ハリウッド映画俳優シドニー在住の宇佐美慎吾さんにもお越しいただき、ショーの後関西関西弁で喋りまくり楽しかった。なんて気さくな方だろう。その他にもいろんな方との出会いがあり、実り多い会であった。

翌日は、ボンダイビーチからクジビーチまで続くビーチ沿いを1時間ほど歩きボンダイの自然を思う存分楽しんだ。ショーのスタッフだけでなく、ボンダイのホテル、お店の人みんな明るくサービスも良く、ああ、こんなところに住むのもいいな〜。とふと思ったりした。

さあ、翌日は先生、アーティスト向け落語ワークショップ。この調子でGO!