アリゾナ州は今異常気象で、標高1300メートルにあるセドナでさえ、朝から40度。フェニックスでは48度を記録した。

 

あまり調べすぎずに、先入観を持たずに旅するのが好きで、パワースポットもどんな意味があるのか?どんなエネルギーがあるのかは調べず、自分で感じることにした。

 

セドナにあるすべての赤い山は、鉄分たっぷりの赤い土とクリスタルでできている。もうそれだけで、エネルギーが高いのがわかる。

ここに来てから、なんだか足が重たくて歩くのがしんどかったので疲れてるのかな?と思ったら、地元の人に「グラウンディングしてるのよ。いい兆候よ。」と言われた。

 

まず最初に行った、エアポートロックというパワースポットをハイキングしたが、日陰も少なく、40度の中を歩いたせいで頭が朦朧としたのか、全く何も感じなかった。思考力がなくなり、喉が渇いていることさえもわからなくなっていた。

後で聞くと、そこは男性のエネルギーが出ているとこらしい。

 

次に行った、カシードロロックというパワースポットはすごかった。川が流れていて他よりずいぶん涼しく感じられた。水の近くのおかげで緑も多く木陰も多く歩きやすかった。

 

昔ネイティブインディアンが住んでいたという場所にも行ったが、歴史を聞くと悲しくて胸が熱くなった。ここで自然と共存し幸せに暮らしていたネイティブアメリカンを違うエリアに無理やり後から来た白人が剥奪するのであるが、その時彼らを違う何100キロも離れた違うエリアに強制的に引越しをさせ、しかも皆を歩かせたのだ。この砂漠気候の中を。。。たくさんの人が道中亡くなったらしい。子供達は親と引き裂かれ、白人の教育をしている学校へ入れられた。この場所でそんなことがあったなんて。

 

少し行ったところに、レッドクロッシングという川の中にあるパワースポットへ行って、そこの赤い石に座って、カーシードロロックというパワースポットを眺めた。

すごいパワーだ!目の間から頭のてっぺんまで、スーッとメンソールが流れたみたいになって、身震いした。ここは女性エネルギーが流れているらしい。感動しまくっている私の横で、Jちゃんは何も感じず、ただ写真を撮りまくっていた。ケイタは、ここの川滑り台みたいで面白い〜!と新しい遊びを発見し、川の流れに乗ってはしゃいでいた。

しばらくすると、アメリカ人の子供達がケイタを見て寄ってきて、ケイタの真似をして川の滑り台をし始めた。

 

アーティストも多く住むというセドナにはアートギャラリーもたくさんある。

ネイティブアメリカンや地元のアーティストのアートだけでなく、本物の(笑)ダリ、やピカソなどの有名絵画も売られている。

とにかく、カラフルで面白い!特にモダンアート、抽象画が好きだ。

ああ、こんなアートが飾られるお家に住みたい!

一番初めに吸い込まれるように入って、ぱっと見で気に入ったアートギャラリーに働くトンガ人の旦那さんを病気で亡くしたアメリカ人女性がとても親切で、ここでは珍しいインターナショナルな家族の私たちを見て、ずっと話しかけてくれ、いろんなことを話した。どうしてもネイティブアメリカンの人たちに会いたいと思っていると話すと、彼女の友達の奥さんがネイティブアメリカンで、紹介するわ。と言ってくれた。

 

そして、いろいろと教えてくれて、明日、ホピ族が住む村を訪れることになった。

3つのメッサがあるのだが、まず第2メッサに行くといいよ。この人を尋ねたらいいよ。などなど親切に教えてくれた。明日は、グランドキャニオンへ行った帰りに、ホピ族の居住区へ。濃い旅になってきた。

 

人生の節目に亡くなった父や、いろんな方があの世から夢に登場して、アドバイスを下さることがよくあったが、最近は全くなかった。

 

ところが、この土地のせいか、昨日は久しぶりにすごい夢を見た。

なんと、松鶴大師匠が「あんたが笑子か。」と高座から話しかけてくださった。私は怖くて厳しい方と聞いていたので、ガチガチに緊張して背筋を伸ばし、はい!と大きな声で返事をした。そのあと、笑顔でいろんなありがたいお話をしてくださり、心が温かくなったのは覚えているが、話の内容を覚えていない!(あかんやん!)

場面が変わって、路上で洋服姿で大師匠が立ってはる。腕を組みましょうというポーズをしてくださり、腕を組んで、1ブロック一緒に歩いた。私が質問をして、それに対してすごい満面の笑みで私の顔をじっと見られた。そして去された。また、何を言ってくださったか思い出せない!(大事なとこやん!)

とにかくお礼状を書かなければと思いペンを取りかけたが、どこへ出していいかわからないし、もう書いても届かないということに気づいた。

目が覚めて、とにかく覚えていたのは、大師匠の満面の笑みであった。

今度の新しいネタ。今自分のやっている海外での活動など、思い悩んでいたこともあったが、「それでええんやで。」と言ってくださっているように感じた。

ありがとうございます。頑張ります!という気持ちでいっぱいになった。