ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)/J.D.サリンジャー

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こんにちは。
今日紹介するのは、
” ライ麦畑でつかまえて ”
ホールデン・コールフィールド、16歳。
成績不良のため、退学処分をくらいます。
すぐには両親のもとに帰ることもできず、ひとりぼっちでクリスマスのニューヨークをさまようが、どこにも安息の地は見つからない。
行く先々でひどい目にあり、気は滅入るばかり。
昔のガールフレンド、サリーとデートしても結局ケンカ別れしてしまう。
神経をすり減らし、泥酔したホールデンはセントラル・パークへ向かいます。
「池のアヒルたちは、もし池がみんな凍っちまったら、どこへ行くんだろう?」答えは見つからない。
半分凍った池には一羽のアヒルもいなくなっていた。
進退極まったホールデンは家に帰り、幼い妹フィービーに会う。
「僕が何になりたいか言ってあげようか。ライ麦畑のつかまえ役さ」
どこか遠くへ行ってしまおうと決意したホールデンは、フィービーを公園に連れていきます。
回転木馬に乗ってぐるぐる回りつづけるフィービーを見守りながら、ホールデンは解放され、本当の至福を味わう。
インチキな社会に汚されてしまっている大人。
大人としてどう生きるべきか。
もう子供じゃない。だから理想の大人になる。
そんなことを如実に訴えてくれます。
どことなく誰しも感じた事のある何かを思い蘇らせてくれます。
暗さの中に感じる自分とのとの会話。
葛藤などがしみじみと共感できてしまう。
一度読んだら、いつの日かまた読み返したくなるそんな作品です。