都内は晴れたようだが、ボクのところは一日中薄陽の射すはっきりしない天気。
なので、この写真は2年前のモノ。
煙草を喫(の)みたいと思ったら、切れていたので、買いに行った。
ところがだ。
そのホテルでは20時になると売店が閉まるのだ。
ボクが売店に着いたのは20時1分。
いくらシャッターを叩いても開けてくれない。
喫めないとなると、無性に喫みたくなる。
ポケットに手を入れたら、なんと煙草が入っていたのだ。
喫煙所を探したが見つからない。
部屋に戻って吸おうとエレベーターに乗ったら、何時まで経っても目的の階に着かない。
いらいらしてきたのでどんどんと叩いたら、看守が顔を出して、「13号~ウルサイぞ~」と叱られた。
なんで監獄にいるのか分からないが、ム所の中だと煙草が吸えない。
煙草~煙草~煙草~と叫んだら目が覚めた。
8時だった。
11時から大谷君の試合なので、それまで庭掃除をし、試合が終わってから17時まで続きをやった。
17時だというのに、外は明るい。
ちっとも夕暮れじゃない。
文机の前に端座し、綺麗になった庭を眺めながら啜る渋茶は旨い。
ふう~と紫煙を吐き出すと、至福の心地だ。
そのとき庭の隅から物音がした。
紫煙だけに、「シェーン、カム・バック」と叫ぶ少年の声かなと思ったら違っていた。
「ほ~ほけきょ」と鶯が鳴いたのだ。
それも3度。
3月から毎日のように聴いているが、今日のような状況で聴くと味わいがあって、生きてて良かった~としみじみ思うのだった。
あんまり好きじゃないが、煙草つながりで「タバコ・ロード」。
CDを引っ張り出すのがめんどくさいので記憶を手繰ると、英国のバンドで64年のデビュー曲。
日本も含め、世界的大ヒットとなった。
ミッキー・モストが手掛けている。
彼らの映像を観るのはボクも初めてだ。