梅と玉縄桜。
ぽっぽちゃんと藪椿の取り合わせ。別の藪椿の木。家に何本か藪椿があるが、よくよく見ると、日当たりの加減で微妙に色合いが違う。写真でその違いを捉えられないのは残念だが。
落椿。
最後は沈丁花。
もうずいぶん昔になるが、偶然の一致が見せた不思議な体験をしたことがある。
その日、地下鉄に乗った。
昼下がりだったので立っている人はいず、全員が腰かけていた。
ベンチ型の座席なので10人くらい腰かけている。
正面の座席に端から端まで異様な一団がいたのだ。
何と全員がスーツ姿の中年男性。
そして全員の頭から後光が射していたのだ。
頭照大御髪か~!
あまりの光景に息を呑んだ。
電車は武道館のある九段下を通る。
てっきり世界真光教の信者たちで、武道館で世界真光大会があり、出場する選手たちだと思った。
ところがだ。
駅に着くたびに1人去り、2人去りして、九段下に着くころには誰もいなくなった。
男たちの間に会話はなく、知り合いでもなさそうだった。
つまり全くの偶然に、向かい席の端から端までハゲ集団が陣取っていたようなのだ。
ボクは昔から偶然の一致に超自然的なものを感じる性質(たち)なので、きっと何かの啓示に違いないと思った。
だから宝くじを買った。
しかし当たらなかった。
今に至るも、あの偶然の一致の不思議な光景は何だったんだろうと思う。
齢を重ね、自分の頭の天辺が薄くなってくるにつれて、こういう啓示だったのかあ~と納得できるようになった。
不思議な話をしたので、音楽も不思議な人物を採りあげよう。
Wayne Cochran。
何が不思議かって言うと、彼の頭。
一度観たら忘れられない髪型だ。
そしてジェームズ・ブラウンそっくりのダンス。
おまけに、この時代のアメリカで、ブルー・アイド・ソウル歌手として活躍した。
さらに面白いのは、72年に最後のアルバムを残したのち80年代に芸能界を去り、残りの人生を牧師として生きたことだ。2017年に亡くなっている。
もっと鮮明な映像もあるが、Halem Shuffle は大好きな曲なので。
もちろん、オリジナルは黒人デュオのボブ&アール。63年作。
60年代のモッズに人気があり、マイナーなモッズバンド Action もカヴァーしている。
ストーンズが4半世紀近くたった86年になって何故カヴァーしたのか、ボクは知らない。が、ストーンズで知っている人の方が多いと思う。