歴史散歩・・・David & The Moon | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

日本橋を起点に東海道を下ると、品川宿、戸塚宿、藤沢宿、とある。

江戸の庶民にとって、江の島詣では行楽だったのだ。

戸塚か藤沢で一泊してから詣でていたらしい。

どんなに賑わっていたか、下の浮世絵を見ると分かる。







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前代未聞の二日酔いから解放されたので、江の島から藤沢に至る旧道を歩いてみることにした。

歴史散歩だ。

途中までは以前紹介したことがあるので、今回は後半の写真だけにする。

旧道と言っても、住宅街の中を走る舗装道路なので、江ノ電江の島駅から40分ほどの散策だ。


例のごとく、ビールを肴に龍口寺前でお気に入りのピザを食べてから出発した。

だから正確には江の島駅のひとつ手前、腰越駅で下車した。

腰越は漁師町だが不思議な町で、町の3分の2までは鎌倉市腰越、境目になるような道路も何もなく、突然に藤沢市片瀬になる。

だから住宅の半分は鎌倉市で、半分は藤沢市になってるお宅もあるんじゃないだろうか?といつも不思議に思っている。


最初に紹介するのは、江の島駅から歩いてすぐの常立寺。

日蓮宗のお寺だ。

龍之口法難で有名な日蓮さんが切られそうになった跡地に建った龍口寺が近いせいだろうか、このへんは日蓮宗のお寺が多い。

で、このお寺には北条時宗が最初の元寇(文永の役)で海の藻屑となった、敵兵の魂を鎮めるために寄進した碑が建っているのだ。

ある日突然に喧嘩を吹っかけてきた敵兵の霊を慰める、普通の人間にできることじゃない。

歴史書では分からないが、よっぽど偉い人間に違いないと思うので取り上げる。

横道にそれると、元寇というが、モンゴル兵は数が少なかったので仕官クラスだけ。

圧倒的多数の兵隊は、フビライ・ハンに滅ぼされたばかりの南宋の人間。

ついで、属国となり、膏血を絞るようにして船まで作らされた李氏朝鮮の人たちだ。








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以前紹介した歴史跡を過ぎると、こんな遺跡があった。

手が4本ある。

千手観音かもしれない(普通は8本だけど)。






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更に進むとこんな道しるべがあった。

杉山検校(すぎやま・けんぎょう。有名人です)の寄進だと書いてある。






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お次はこれだ。

多分元は別々の箇所にあったのを一箇所にまとめたんだと思う。




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最後に道端にあった千手観音。




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この後は鵠沼に出るので歴史遺産はない。


鵠沼は高級住宅地のイメージしかなかったが、メインストリーム沿いは繁華。

イトーヨーカ堂もあったし、そのちょっと先にはユニクロまであった。

覗いたら、ボア付きの上に着るもの(名前が出てこない)が1千円引き(元値2900円・・笑)だったので安いと小躍りして買い求めた。

今それを着ながら書いている。

あ~あ、横浜元町にある信濃屋の舶来品以外は身につけなかったのに~(泣)

変われば変わるもんだと、我ながらおかしくなった。

いまじゃあ、ユニクロだらけだ(爆)


最後にくちなしの実。

花は知ってても実は知らない人が多いと思う。




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というわけで、今日の音楽はUKはランカシャー、プレストンのR&Bバンドで David John & The Mood の3枚目 Diggin' For Gold です。




シングル3枚で終わったバンドだが、ヴォーカルの David John が70年前後にハードロック寄りの Thundermother というヘヴィーサイケバンドに加わった。

アルバム1枚で終わったが、マニアの間では人気があるようで(ボクはだめだが)、なんと再結成されたらしく2013年の映像がアップされていた。

更に驚いたことには、全員性転換して女性になっている。

おまけに全員スウェーデンに移住して若返っているのだ~

ちくしょう~そんな魔法があるなら、ボクもスウェーデンに移住したいぞ~~~!!!



















ふふふふ。


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