三題噺・・4日目・・The Reputations - I believe you | 洋楽と脳の不思議ワールド

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今日のお題は TOMOZO さんから頂きました。

「土踏まず、カイワレ大根、風呂敷」のお題です。

え~こんな難しいお題でボクを困らせるつもりなんだなあ~



スダチ(柑橘類)の花です。

今日は巣立ちの話だな~と、ぴ~んと来たあなたはもうボクの同類ですね(笑)。








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一度、夜逃げをしたことがある。

夜目の利く、借金鳥の嫁に見つからぬよう、風呂敷1枚担いで、こっそり家を抜け出た。

そのときの記念写真です。
































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暗い夜道を忍び足で逃げていたら、遠くに灯りがちらちら見える。

狐火だ~

と、ぞっとしながらも、こわごわ近づいていったら、赤提灯の火だった。

「おでん」の暖簾が下がっている。

ここまで逃げてきたんだから、もう大丈夫だろう~と店に入って一杯飲(や)ることにした。

ガラッと戸を開けると、カウンター席しかなく、目つきの悪いヤーさんが1人座っているだけだった。

逃げ出すわけにも行かず、彼の隣に陣取って、アツアツの熱燗を頼んだ。

杯を口に運んだら、あっちっち~ふ~ふ~不味(っち~ふ~ふ~不味→土踏まず)いじゃねえか~火傷するまで熱くするなんて~!

とボクは亭主に文句を言った。

そのときだ、

隣のヤーさんが声をかけてきたのだ。

「そうかい~われ~大根を食わんかい」と自分の大根を分けてくれたのだ。

熱燗1本分のお金しか持ち合わせていなかったボクには、ヤーさんの親切が骨身に染みたのだった。

歳の押し迫った12月晦日の出来事だ。

涙ながらには語れない話なので、後にボクは「1本の熱燗」を書いてベストセラー作家になるはずだったが、「一杯の掛けそば」に先を越されてしまったのだった(泣)





















昨日紹介したコンピ収録曲で Reputations - I believe you です。

今日の話にぴったりのタイトルだろう~



5人編成のバンドで、Young Ones と名乗っていた前身時代の78年に1枚のシングルを残し、名前を変えてから4曲入りEP盤を80年にりりースしている。

4曲ともこのコンピに収められているのが嬉しい。

その80年に解散。

キーボードの Paul Wickens という人が、セッションマンとして成功したようだ。



















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