海街ダイアリー | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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1年ちょっと前くらいかな??

駅に、映画「海街ダイアリー」のポスターが貼ってあり、雰囲気のあるポスターだったのでブログに載せたことがある。

鎌倉は年中、映画やTVドラマの舞台になるので、またか~とさして気にも留めなかったのだが、その折り、原作は吉田秋生の漫画だと教わった。

70年代後半、萩尾望都の「ポーの一族」にハマったのがきっかけで、少女漫画狂いをしていた時期もあるのだ。

当時大好きだったのが、この人の「カリフォルニア物語」。

内容なんかもう忘れてしまったが、名前だけはいつまでも記憶に残っていた。

だから、読みたい~と思っていたのだ。

ようやく1~3巻を手に入れたので読み耽っている。




鎌倉を舞台に、古い家に住む、父に捨てられ、母にも捨てられた3人姉妹と腹違いの妹、4人姉妹のドラマだ。


取材してるのか、アシスタントに写真を撮ってもらってるのかしらないが、街のあちこちのそのまんまの風景が描かれていて、間違いなく現在の鎌倉の風景です。



たとえば、コミック1巻目のカバー絵は鎌倉高校駅前の風景。

スラムダンクのアニメタイトルシーンに使われているというので、台湾からの聖地巡礼客が押しかけている話は一度した。

2巻目の絵は紫陽花寺として有名になった成就院。

天辺に立って、手前を見ると、海が見える。

紫陽花と海のマッチングで、人気スポットだ。

3巻目は、江ノ電極楽寺駅を出てすぐのところ。

この道沿いに上のほうに進むと、成就院に辿りつく。














そしてそして、ボクのような古くからの住人には懐かしい、古い鎌倉の路地風景。

バブルの頃から、車が入らないという理由でこんな路地が姿を消していったので、いまじゃこんな風景は一部にしか残っていない。





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4人姉妹を取り巻く心暖まる人間模様だが、ところどころにハッとするような言葉も潜んでいる。


「人は信じたいものだけを信じて、見たいものだけを見るのよ。別の何かがあるなんて思いもしないのよね。

思いもよらないことがある日不意に姿を現す。昼間、偶然見つけた月のように」



気づいてくれる人は気づいてくれるだろう。

気づかない人はそれだけのことだ。






古い家の暮らしが我が家に似てて、ウチに取材に来たんか~と首をひねってしまった(笑)

梅の実の収穫なんて、まったく同じようにやってます。


そのほかにも、2番目のお姉さんの恋人で大学生と偽っていた高校生が働くサーフショップは実際にモデルがあるし、腹違いの4女が通う中学の道のりも実際そのままだ。


ボクは知らないが、漫画を読んだ聖地巡礼ファンも多いんだろうと思う。












そんな鎌倉の街で見かけたこんな店。


猫グッズの店って、流行りなのかな??










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映画の予告篇をどうぞ。



ちょっと長いけど舞台裏も。