![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/09/showhanngg55/72/a2/j/o1000044614574199742.jpg?caw=800)
1年ちょっと前くらいかな??
駅に、映画「海街ダイアリー」のポスターが貼ってあり、雰囲気のあるポスターだったのでブログに載せたことがある。
鎌倉は年中、映画やTVドラマの舞台になるので、またか~とさして気にも留めなかったのだが、その折り、原作は吉田秋生の漫画だと教わった。
70年代後半、萩尾望都の「ポーの一族」にハマったのがきっかけで、少女漫画狂いをしていた時期もあるのだ。
当時大好きだったのが、この人の「カリフォルニア物語」。
内容なんかもう忘れてしまったが、名前だけはいつまでも記憶に残っていた。
だから、読みたい~と思っていたのだ。
ようやく1~3巻を手に入れたので読み耽っている。
鎌倉を舞台に、古い家に住む、父に捨てられ、母にも捨てられた3人姉妹と腹違いの妹、4人姉妹のドラマだ。
取材してるのか、アシスタントに写真を撮ってもらってるのかしらないが、街のあちこちのそのまんまの風景が描かれていて、間違いなく現在の鎌倉の風景です。
たとえば、コミック1巻目のカバー絵は鎌倉高校駅前の風景。
スラムダンクのアニメタイトルシーンに使われているというので、台湾からの聖地巡礼客が押しかけている話は一度した。
2巻目の絵は紫陽花寺として有名になった成就院。
天辺に立って、手前を見ると、海が見える。
紫陽花と海のマッチングで、人気スポットだ。
3巻目は、江ノ電極楽寺駅を出てすぐのところ。
この道沿いに上のほうに進むと、成就院に辿りつく。
そしてそして、ボクのような古くからの住人には懐かしい、古い鎌倉の路地風景。
バブルの頃から、車が入らないという理由でこんな路地が姿を消していったので、いまじゃこんな風景は一部にしか残っていない。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/09/showhanngg55/77/20/j/o1024087214574199749.jpg?caw=800)
4人姉妹を取り巻く心暖まる人間模様だが、ところどころにハッとするような言葉も潜んでいる。
「人は信じたいものだけを信じて、見たいものだけを見るのよ。別の何かがあるなんて思いもしないのよね。
思いもよらないことがある日不意に姿を現す。昼間、偶然見つけた月のように」
気づいてくれる人は気づいてくれるだろう。
気づかない人はそれだけのことだ。
古い家の暮らしが我が家に似てて、ウチに取材に来たんか~と首をひねってしまった(笑)
梅の実の収穫なんて、まったく同じようにやってます。
そのほかにも、2番目のお姉さんの恋人で大学生と偽っていた高校生が働くサーフショップは実際にモデルがあるし、腹違いの4女が通う中学の道のりも実際そのままだ。
ボクは知らないが、漫画を読んだ聖地巡礼ファンも多いんだろうと思う。
そんな鎌倉の街で見かけたこんな店。
猫グッズの店って、流行りなのかな??
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/09/showhanngg55/fb/9b/j/o0238040014574199759.jpg?caw=800)
映画の予告篇をどうぞ。
ちょっと長いけど舞台裏も。