The Beatles, Live At The Star-Club 1962 | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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土曜日までの鬱陶しい天気が嘘のように、昨日今日と素晴らしい天気。
陽気に誘われて、近くの小学校の裏山にある早咲きの桜がもしかして・・と散歩がてらに見に行ったのだが、さすがに早すぎたようだ。
しかし、海はベタ凪。
「春の海 ひねもすのたりのたりかな」の句を思い出した。
「ひねもす」という魚が春の海でのんびりのたくっている様子です。・・・本当かよ!!!

アホは放っといて、
ビートルズがレコードデヴューしたのは1962年10月、Love Me Do c/o P. S. I Love You だが、この時点での彼らはまだローカルスター。曲も全英17位(スマッシュ・ヒットといったところかな)までしか上がっていない。
翌63年1月13日リリースの2ndシングル Please Please Me c/o Ask Me Why が大ヒットし、以後、世界中の若者の運命を変えるカリスマとなるわけだ。
デヴューシングルを出した後の62年12月31日(つまりキャヴァーンとスター・クラブ以外ではまだスターではなかった時代)、ハンブルグのスター・クラブで行われたライヴの記録が海賊盤として突如現れたのは76年のことらしいが、ボクは全く知らなかった。
相当話題になったと思うんだけど、この頃はリアルタイムの音楽情報に背を向けてブルースとソウルとジャズしか聴いてなかったから仕方がない。
ビートルズはスター・クラブに5度出演しているけれど、これが最後の出演。
91年に Sonny Music Entertainment から2枚組みの Vol.1、 Vol. 2 として発売されて初めて知った。
この時代に、会場に持ちこまれた家庭用テープレコーダーでの録音だから、音の悪さには閉口だが、ビート・バンド時代のビートルズが好きな人にはたまらない1枚だ。
何と言っても、公式盤には登場しないカヴァー曲が多数含まれているのが超嬉しいし、えっ、このオリジナルももうステージで演ってたのといった新たな発見もある。
スウィンギング・ブルージーンズで大ヒットした Hippy Hippy Shake をビートルズも演っていたんだと知ったのも嬉しいし、Roll Over Beethoven の出だしでジョージがミスっているのもおかしい。
11曲づつ、計22曲収録されているが、去年08年、1枚組みとして再々発されたようだ。
曲目については、あっちこっちで取り上げられていると思うので、そちらを参照して欲しい。
全部書き連ねるのは面倒くさいのだ。
ところで、海賊盤ってのは、名もなきところから出されると相場が決まっていて、事実76年当時のアナログ盤も、文字通り海賊会社から出ているんだけど、91年にソニーのようなメジャーから何故CD化されて発売されたんだろうか。
この辺の事情はビートルズ大学のホフナー教授に教わるしかなさそうだ。
ちなみに、新しいCDはソニーではないようです。