外国人監督のシナリオ | 劇団SHOW&GO FESTIVALのブログ

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みやたにです。

先日、さる御縁で西洋人監督(なんちゅう言い方か!国名は?!)の中編映画に、

1,2シーンだけ参加させて頂きました。

驚いたのは、日本的な意味でのシナリオがなかったことです。

 

前日になっても台詞が来ないので不安になったのですが、

中身さえ伝わっていれば、あとはアドリブでと言う感じで、

外国ではそれがスタンダードなのか?と驚いてたら、

さすがに、「それは彼だけのスタイルです」と言われました。…ほっ。

 

でも日本では一般に映像シナリオのト書きでは、

役者の感情とか「観えないものを描くな!」と言われるのに較べると、

ほとんど小説に近いような形式で結構、フレッシュでした。

どちらのほうが、より役者が行動しやすいかと言う観点(逆に役者を縛ってしまうかという観点)からは複雑です。

 

舞台の場合は又、(僕のような初心者から見ても、)ト書きの位置づけが違うような気もしますし、

(たとえばシェイクスピアはどれを読んでも台詞を読むとト書きが判るように書かれているからか?ト書きが少ない)

お作法のことを殆ど判ってない劇団員が居る!とバレるのも恐縮ながら、

まあいろいろと感じました。

 

設定も含めて役者の自由というのは表現形式としては当然アリなので、

いずれにせよ新しい経験だと思って愉しんで参りました。

自分の目指すところが明確でない、というよりも、そもそも目指すところがない!

という不思議な状態からすると(=あまり理解してもらえないかも知れませんが。)、まあ何事も勉強です。

 

同作品が日本の方々の目に触れることがあるとも思えませんが(監督、ごめんなさい!)、

ヨーロッパの片隅に僕(みやたに)の映像が届けられることは望外です。

あれを見て日本人みんな下手くそ!と思われることは(今日の情報社会では無いと思いますが、)心外なので、

どこかで観ちゃった人は、一緒に泣いて下さいませ。

 


どーこだ?

 

みやたに