前回、リフトアップの種類を紹介しました。

リフトアップ(車高アップ)の話①

 

 

 TODAY'S
 
コイルリフトアップ

 

前のブログにも載せたこれ。

 

ジムニーは、コイルスプリング方式なので、

コイルスプリングを長いものに変更することで、

リフトアップすることが可能です。

 

 

STEP.1リフトアップキットの内容品

 

バネ(スプリング)の交換は必須として、

それ以外にも、必要な部品があります。

 

必要な部品たちは、

何インチリフトアップするかで変わってきます。

 

リフトアップ量が多いほど、

交換をする部品も増えてきます。

 

交換する部品は、人によって見解が違うので、

個人的に、交換をおすすめする部品を紹介します。

 

 

リフトアップは、

1インチ = 25.4mmです。

mm表記されているキットもありますが、

基本的に、何インチアップか、というのが多いです。

 

インチアップは、だいたい0.5インチ単位で

1インチ、1.5インチ

2インチ、2.5インチ ・・・と、

いろいろ上げる量を増やせます。

 

 

こだわりがあるなら、

単品でそろえてもいいですが、

リフトアップキットというものがあって、

交換に必要なものがそろっています。

 

値段はピンキリです。

交換する部品の範囲が広いと、

値段の差は、10倍も差があります。

 

↑こちらは、安くて有名なリフトアップキット

 

キットの中身ですが、おそらく見た感じ

・スプリングコイル

・ショック

・ラテラルロッド

・ロングブレーキホース

 

ですかね。

 

上げるだけ(リフトアップするだけ)なら、

このキットというか、

ほんっと、最低限、走行ができるレベル。

という感じですかね。

 

 

 

こちらは、お値段が高級です。

 

キットの中身ですが、

・スプリングコイル

・ショック

・ラテラルロッド

・ロングブレーキホース

とここまでは、先ほどと同じです。

 

それに追加して、

・リーディングアーム

・トレーリングアーム

・リアラテラルロッドアップブラケット

・エアロッキングハブ用エアホース

・ABSハーネス用の延長ステー

・補強関係のワッシャー

 

と、値段が高いとキットに入っている部品も

かなり多くなっています。

 

では、それぞれどういう役割を持った

部品なのか詳細を書いていきます。

 

 

 

STEP.2それぞれの部品の役割

紹介した2つのキット以外にも、

リフトアップに伴って交換する可能性がある部品を

上げてみました。

 

すべて網羅できていないかもしれないですが、

ざっとこんな感じです。

 

■スプリングコイル

■ショック

■バンプストッパー

■ラテラルロッド
■ラテアップブラケット
■ラテダウンブラケット

■リーディングアーム

■トレーリングアーム

■アーム用偏芯ブッシュ

■ロングブレーキホース

■ABSハーネス用の延長ステー

■エアロッキングハブ用エアホース

■ステアリングロッド補正

■ダウンピットマンアーム

■スタビライザー延長ブラケット

■ショートスタビリンク
■オートレベライザー延長ブラケット
■直前直左確認用カメラ
 

 

結構、たくさんありますよね。^^;

補強部品はいろんな部品が山ほどあるし、

走行の機能とはちょっと外れるので、

割愛しますね。

 

 

これだけのたくさんの部品から、

アップ量や、どれだけ快適な乗り味にするか、

どんな用途でジムニーを使うか。などなど、

自分にあったジムニーにするために、

上記の部品たちを選んで車につける。

といった感じです。

 

 

ざっくりそれぞれの役割はこんな感じ。

赤字は必須で、これがないと

そもそもリフトアップが成立しません。(笑)

 

■スプリングコイル

 道路の凸凹の衝撃を吸収したり、

 路面にしっかりタイヤを追従させます。

 これを大きくすることでリフトアップされます。

 

■ショック

 スプリング(バネ)だけだと、

 ぼよんぼよんするので、

 ダンパー(ショック)で、減衰させて

 乗り心地をよくします。

 長さを長くしないと、スプリングと

 アンマッチになって車高が上がりません。

 ショックも壊れる原因になります。

※ショックは変えずにショック延長ブラケット

 というものを使って代用することも可能です。

 

■バンプストッパー

 バネが沈みすぎてタイヤなどがボディと

 干渉してしまうのを防ぎます。

 スプリングが伸びると足がよく

 伸び縮みするようになります。

 そのせいでハンドルをきって足が

 沈んだりするといろんな箇所に干渉します。

 

■ラテラルロッド
 ホーシングをトレッド方向で、
 ボディのセンターに合わせ、
 ホーシングとBODYを左右方向で繋ぐ部品です。
 これがないとタイヤが右フェンダーから
 はみ出してしまいます。
 純正は、調子式になっていないので、
 これは交換するしかない部品です。
 
■ラテアップブラケット
 斜めになったラテラルロッドを
 ホーシング側の固定点を上げることで
 補正します。
 ラテラルロッドは、1G状態で、
 斜めになればなるほど、
 乗り心地が悪くなります。
 
 水平方向に近づけるために、
 補正するブラケットがあります。
 
 基本的に、レイアウトに制約がない限り
 アップブラケットをお勧めします。
 
 車両のロール重心が変わらないので。
 ※詳しくは、調べてみてください。
 

■ラテダウンブラケット

 斜めになったラテラルロッドを
 BODY側の固定点を下げることで
 補正します。
 
 レイアウト上、アップブラケットが使えない場合
 ダウンブラケットを使います。
 例えば、アップブラケットで足りない分を
 プラスでダウンブラケットで、
 ラテを水平に修正する。なんて感じです。
■リーディングアーム
 フロント側のホーシングとBODYを
 前後方向で繋いでいる部品です。
 キャスター角の補正、
 コイルスプリングの弓なり防止です。
 
 車高が上がると、アームのピポット中心に
 どんどんアームが斜めになっていきます。
 すると、ホーシングが斜めになります。
 
 ホーシングが斜めになると、
 スプリングのマウントも斜めになって、
 スプリングが曲がってついちゃいます。
 
 スプリングの本来の性能を発揮できず、
 力が逃げてしまいます。
 
 また、キャスター角という
 直進するときの安定性のための角度が
 浅くなってしまい、ジャダーの原因や、
 ハンドルがめちゃめちゃ軽くなるなど
 あまりよくないです。
 
 フロント側は特にインチアップする場合は、
 補正することをお勧めします。
 

■トレーリングアーム

 リア側のホーシングとBODYを
 前後方向で繋いでいる部品です。
 コイルスプリングの弓なり防止です。
 
 後ろ側はキャスター角はないので、
 コイルの弓なり現象の対策です。
■アーム用偏芯ブッシュ
 リーディング/トレーリングアームは
 価格が高いので、偏芯ブッシュで代用可能です。
 ただ、アーム交換ほどのポテンシャルはありません。
 
 ブッシュは、安価ですが、
 交換には圧入のために
 プレス機が必要になります。

 

■ロングブレーキホース

 車高が上がった分、足りなくなった

 ブレーキのホースを延長します。

 これがないと最悪、ホースがちぎれて…

 ブレーキが利かなくなって…

 大惨事ですね。。

 

■ABSハーネス用の延長ステー

 車高が上がった分、足りなくなった

 ABSのハーネスを、固定を延長することで

 千切れないようにする部品です。

 

 ショップよっては、ブラケットに

 固定しているボルトを外しておしまい。

 なんてことをするところもあるみたい。

 

 ぶらぶらするのは危険なので、

 しっかりブラケットで延長するのが

 いいかなと思います。

 

■エアロッキングハブ用エアホース

 車高が上がった分、足りなくなった

 エアロッキングハブのホースを

 延長します。

 

 ハードな走行をしない場合は、

 交換しなくてもいいかもしれないです。

 

 また、2インチアップ程度では、

 交換しなくていいかも。

 

 ホースがすっぽ抜けても、

 フロントのエアロッキングハブが

 使えなくなって四駆にならないだけなので

 走行不能になるということはないです。

 

 

■ステアリングロッド補正

 車高が上がって、斜めになった

 ステアリングロッドを、ホーシング側で

 水平方向に修正します。

 

 ハンドリングの悪化、

 乗り心地の悪化になります。

 

 また、タイロッドエンドへの負荷も

 増えるので、できれば補正したほうがいいです。

 

 ただ、やっていない車も多いので、

 MUSTというわけではないです。

 

 

■ダウンピットマンアーム

 車高が上がって、斜めになった

 ステアリングロッドを、

 ステアリングギアボックス側で

 水平方向に修正します。

 

 JA11は、ステアリングロッド側での

 補正ができないので必須だったパーツです。

 

 JB23以降、ステアリングロッドが

 純正でも調整できるようになったので

 あまりこれを交換する人はいないです。

 

■スタビライザー延長ブラケット

 車高が上がって斜めになった
 スタビライザーをもとの角度に戻すために
 BODY側の取り付け部にスペーサーを
 はさんで、補正します。
 
 クロカン、トライアルをする場合は、
 足の動きをよくするために、
 スタビライザーを外しちゃうみたいですが、
 街乗りでは、乗り心地が悪化します。
 
 スタビをちゃんと機能させるために、
 スタビの補正はやったほうがいいです。
 
 こちらも補正をしないと、
 ブッシュに負荷がかかり
 劣化が早まります。
 
■ショートスタビリンク
 車高が上がって斜めになった
 スタビライザーをもとの角度に戻すために
 ホーシング側のリンクを短くして、
 補正します。
 
 延長ブラケットより高価ですが、
 ショートスタビリンクを使った方が、
 地上高の高さを稼げます。
 
 JB23は、前期、後期でスタビ、
 リンクが変わっているので注意です。
 
■オートレベライザー延長ブラケット
 JB23にはオートレベライザーは
 ついていなかった思うので不要ですが、
 JB64/74には必要になってくると思います。
 
 光軸を自動で調整してくれる機能です。
 これは、足がどのくらい伸びているか、
 縮んでいるかで制御しているので、
 リフトアップするとくるってしまいます。
 オートレベライザー装着車は、必須アイテムです。

■直前直左確認用カメラ

 2003年以降の年式の車は、

 車高を上げた際にこちらの法規に

 引っかかることがありますので

 注意です。

 それより古い車は、法規適合外なので

 問題ないです。

 

 ミラーを増設するなんて方法や、

 ドラレコで代用なんてのもあります。

 

 一番確実なのは、カメラとモニタを

 増設するのがいいと思います。

 

 

 

まとめ

 

いろいろリフトアップ関係の部品を紹介しました。

なかなか単語だけではイメージつきにくいと思います。

 

 

僕のJB23は紹介したパーツをちょこちょこ

取り入れていっていますので、

気になる方は、今後もぜひこのブログを

チェックしてみてください。

 

 

※あくまで素人の日曜大工的なものなので、
 自分で作業される方は、

 自己責任でお願いいたします。
※僕のブログだけを読んで参考にするよりは、

 複数見て、確かな情報を持って

 作業されることを推奨致します。

 

 

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