早くも3月。。。何度もくどいですが
もう今年に入って2ヶ月経ってしまいました。
先日、今年2回目の「大人の塗り絵体験教室」を行いました。
今回の課題は「梅」
「梅」はもともと、中国が原産の植物
日本には8世紀の半ばに渡来しています
開花の時期は2月頃が多いようです(品種によって様々ですが)
では、今回の塗り絵のプロセスを順をおって、ちょっとご紹介。。。。
今回も サクラクレパス クーピーペンシル 30色 を使用
まず、もう塗り絵の手順のお決まり「下塗り」からはじめていきます
花びらのやわらかい色と、ガクの力強い部分を表現するのに
花びら・・・レモン色
ガク部分・・・きいろ
と、陰影を注意しながら、下塗りをしていきます
次は落ち着いた色合いをだしたい、枝部分
花が完全に開いている部分と、まだまだ蕾で
これから花びらが開いてくる部分とで
成熟度の違いをつけるために、
上側向かって左から3本の枝・・・黄緑
上側右端1本・・・うすむらさき
下側、太く伸びた枝・・・みずいろ
いずれも下塗り1同様に、陰影に気をつけながら
色を塗っていきます
はじめに花びらの中心のシベの先の丸い部分を
きいろ で塗りこんでいきます
次に、シベの伸びている部分を
黄緑 で塗りこみます
そして、花びらの中心部分を
こげ茶 で薄く塗りこみ、あか茶色で重ね塗りをしていきます
いよいよ花びらの本塗りに入ります
ももいろ で陰影に気をつけながら薄く塗りこんでいきます
次に、うすむらさきで影の部分を重ね塗りしていきます
それから全体に再度 ももいろ を塗り重ねていきます
※塗り重ねによって、全体に深みを与えたり
複雑な色味にすることによって、より自然な風合いに仕上げます
次はガクの部分。枝と接していて、力強いガク。
繊細な花びらを支えてくれる、重要な部分。
まずは あか茶色で色の淡い部分・濃い部分を塗っていきます
ガク全体を塗り終えたら、淡い部分を残しつつ
こげ茶 で影の部分を塗っていきます
次に、全体を あかむらさき で薄く塗りこみ
全体に統一感と、花びらに近い部分であるという
赤みを持たせてあげます
細い枝から順に塗っていきます
細い枝はみずみずしく、なめらかな面が特徴的です
上側の左から3本の枝を、まず あか茶色で全体を塗り
濃く、影の部分を こげ茶色 で塗りこみます
全体に薄く こげ茶色を再度塗り、統一感を出します
3本の枝の先は微かに、若々しく緑がかっています
先の部分は黄緑・こげ茶(濃い部分のみ)黄土色の順に
色を塗っていきます
そして、一番右端の若々しく、淡い色の枝は
全体に黄緑、濃い部分を薄くこげ茶色で塗っていき
更に同じ箇所にあか茶色を重ね塗り
全体に黄土色、きいろで明るさ、みずみずしさをもたせてあげます
さて、次は最終段階の太くしっかりした枝部分
可憐で、繊細な花の「梅」ですが
幹や枝がそれを支えてあげるのに、すごくしっかりと
ごつごつした太く力強い姿をしています
まず、下塗りをした時と同様に、黄土色で全体を塗っていきます
次に、陰影の部分を こげ茶色で塗っていきます
そして、全体に ちゃいろ・あかちゃいろで統一感を出しながら
小枝に近い部分は はいみどりを塗り、みずみずしさを出します
一部、花びら・ガクの赤さがうつって、淡いももいろの部分が
太い枝の先にあるので、そこは ももいろで薄く塗っていきます
最後に全体に はいいろを塗りこみ、完成です
はいいろは、薄い色が印象的な枝の雰囲気を出す為に塗ります
これから、淡く、明るい色の花々の時期になります
本物も良いですが、自分で塗った絵を楽しむのも良いかもしれませんね。



