突発性の自己免疫性と診断された骨盤炎及び肺水腫 | 昭和動物病院Blog

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胸部
突発性の肺水腫がおき呼吸が荒く食欲がない状態でした。
心臓の超音波所見では、左右の激しい逆流が起きていました。
このこは、ひと月ほど前の心臓検査では、特に問題がありませんでした。

下腿

歩様もおかしいのでレントゲンを撮ると骨盤の右側が非常に腫上がっていました。
ここを、病理に出し組織検査を行いましたが、炎症性の細胞のみ確認され、骨肉腫などの所見はありませんでした。
骨肉腫の好発犬種は、大型犬ですのでこの子は、トイプードルで7歳で、骨盤の片側のみの病変でしたので、鑑別には、当てはまりませんでした。