アレルギーの新治療法について | 昭和動物病院Blog

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当院では、アレルギーの新治療法として減感作療法をとりいれています。
これは、欧米では、主流となっている治療法でです。
減感作療法とは、アレルギーを起こしている抗原を特定しそれを次第に増量させながら注射していく方法です。これによってステロイド剤などのほかの抗炎症剤の必要性を減らし症状を部分もしくは、完全寛解に持ち込める唯一の方法として、認識されています。
まず、アレルギーかどうなのかを確定診断します。
さまざまな、皮膚炎を引き起こしているであろう原因を探り治療します。
これらをすべて除外してアレルギーの確定とします。
そして、血液から特異的抗体の検出をします。一度に環境や食物などの92項目にわたって検査することが可能です。
その検査結果に基づき抗原のはいった抗原液を作成します。その子にあわせてつくるオーダーメイドです。
薄い抗原液からだんだん濃い濃度の抗原液へとしながら注射します。

スポットテスト スポット詳細

検査結果は、表になってきます。マークが付いているのが、陽性です。これに基づいて抗原液を作成します。
抗原液
大概、多くの抗原に反応しているので、2セット必要になります。