米国の世界覇権主義に対抗するベネズエラ大統領 チャベス | 天夜叉日記

天夜叉日記

ひとりの医師として、そして父として、最愛の我がこどもたちのため、日本が、そして医療が荒廃していく記録を残しておこうと思う。

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日本は毎年、米国からの命令書である 年次改革要望書 によって、いろいろな指示を受けていることをご存知でしょうか。

この年次改革要望書は日本のマスコミではタブーのひとつであるようで、ほとんど全くといってよいほど報道されません。これは公開されていますので、その内容を知ることができます。

tokyo.usembassy.gov/pdfs/wwwfj-20071018-regref.pdf


実際に読んでみると、日本政府がその内容に沿った行動をしていることがよくわかるのです。例えば、郵政民営化はそのなかにはっきりと記されておりました。

郵政民営化が年次改革要望書にそって行われたのならば、日本は米国の実質的属国であるといえるでしょう。

先日のエントリーにありますように、無理な混合診療の導入の動きから推察するに、日本の医療崩壊にも米国の関与を考えざるおえないのです。

さらには、グローバリゼーション、新自由主義による強者優先弱者切り捨て政策は、主として米国が自国を含め、世界中で拡大させている世界戦略でもあります。

したがいまして、我々日本の医師や国民が苦しんでいるのも、つきつめれば、この米国からの流れが根本的な原因のひとつであるということを検討していかなければなりません。



さて、みなさんはベネズエラのチャベス大統領をご存知でしょうか?

彼は、国連演説で ブッシュ大統領を悪魔 と呼んだことで知られています。もちろん、米国政府にはにらまれています。

日本では、彼についての報道自体が少ないと思います。

彼は、ベネズエラの貧困層の英雄なのです。

ここに彼の国連演説を記します。

http://agrotous.seesaa.net/article/24315674.html


より転載いたします。

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チャベス国連演説(全文) 
ウゴ・チャベス;2006年9月21日

議長、大使、国家元首、首脳や他の政府代表者のみなさん、おはようございます。

第一に、敬意を表して、ノーム・チョムスキーによるこの本を強くお勧めします。
チョムスキーは、米国と世界で高名な知識人のひとりです。彼の最近の本の一つは『覇権か、生存か——アメリカの世界戦略と人類の未来』です〔訳注1〕。
20世紀の世界で起きたことや、現在起きていること、そしてこの惑星に対する最大の脅威——すなわち北米帝国主義の覇権的な野心が、人類の生存を危機にさらしていること——を理解するのに最適な本です。

我々はこの脅威について警告を発し続け、この脅威を止めるよう米国人彼ら自身や世界に呼びかけて行きます。
この脅威は我らの頭上に吊るされたダモクレスの剣〔訳注2〕に似ています。
この本から引用することを考えましたが、時間の都合上、ただ推薦するにとどめておきます。
容易に読むことが出来ます。これはとても良い本です。議長、貴女も熟知していることと存じます。

(拍手)

この本は英語、ロシア語、アラビア語、ドイツ語に訳されています。

この本をまず読むべき人々は米国の兄弟姉妹たちである、と私は思います。
なぜなら彼らにとっての脅威は彼ら自身の家にあるからです。
悪魔〔el diablo〕は本国にいます。悪魔、悪魔彼自身はこの家にいます。

そして悪魔は昨日ここにやって来ました。

(拍手)

昨日、悪魔はここに来ました。正にこの場所に。ちょうどここに。

〔十字を切る〕

今日となっても未だに硫黄の臭いがします。私の目の前にあるこのテーブルは。

皆さん、昨日この演壇から、私が悪魔と呼んだ紳士である米国大統領は、ここに上り、まるで彼が世界を所有しているかのように語りました。
全くもって。世界の所有者として。

私が思うに、精神科医を呼んで、米国大統領によって成された昨日の声明を分析してもらうのもいいでしょう。
帝国主義の代弁者として、彼は特効薬を分かち合いにきました。
世界の人々を支配し、搾取し、略奪する現行の形式を維持するために。

アルフレッド・ヒッチコック映画がシナリオとして使えるでしょう。
タイトルを提案もしましょう。『悪魔の処方箋』と。

ここでチョムスキーが詳しく述べているように、米帝国は自らの覇権の体制を強固にするために、出来得るは全て行っています。
我々は彼らがそうすることを許すことは出来ません。我々は世界独裁が強固になることを許すことは出来ません。

世界の保護者の声明——冷笑的、偽善的、全てを支配するという彼らの欲求からくる帝国の偽善で溢れています。

彼らは彼らが民主主義のモデルを課したいと言います。
だがそれは彼らの民主主義モデルです。
それはエリートの偽りの民主主義であり、私の意見では、兵器や爆弾や武器を発射することによって強いられるという、とても独創的な民主主義です。

何とも奇妙な民主主義でしょう。アリストテレスや民主主義の根本にいる者たちは、それを認知できないかもしれません。

どの様な民主主義を、海兵隊や爆弾で強いるというのでしょうか?

米国大統領は昨日、正にこの場所で、この部屋で我々にこう述べました。
引用です。「何処を見渡しても、過激派が暴力、テロや殉教を通して、貧困から逃れ、威厳を取り戻すことが出来る、と告げている。」

彼が見渡す如何なる場所にも、彼は過激派を見ます。
そして貴方、我が友よ——彼は貴方の色を見て、そこに過激派がいる、と言います。
ボリビアの大統領閣下エボ・モラレスは、彼にとって過激派に見えます。

帝国主義者らは、至る所に過激派を見ます。
我々が過激派であるということではありません。
世界が目覚め始めている、ということです。至る所で目覚めています。
そして人々は立ち上がり始めています。

私の印象では、世界の独裁者様、貴方は残りの人生を悪夢として過ごすでしょう。
なぜなら、我々——米帝国主義に対抗する全ての者たちや、平等や尊重、諸国の主権を叫ぶ者ら——は立ち上がっているのだから。

我々を過激派と呼ぶことは出来ます。だが、我々は帝国に対して立ち上がっているのです。支配のモデルに対して。

大統領は——これは彼自身述べたのですが、こう言いました。「私は中東の人々に直接語るために来た。わが国は平和を望んでいると伝えるために。」

これは真実です。
もしブロンクスの通りに赴き、あるいはニューヨーク、ワシントン、サンディエゴ、
いかなる町でも、サンアントニオやサンフランシスコを歩き回り、
個人に、米国の市民に何をこの国が望んでいるのか、平和を望んでいるのかを聞けば、彼らは、はいと答えます。

しかしこの政府は平和を望んではいない。
米国政府は平和を望んでいない。
それは戦争を通して、搾取や、略奪、覇権の体系を利用しようとしています。

それは平和を望む。
だがイラクで何が起きているでしょう? 
レバノンでは何が起きたでしょう? 
パレスチナでは? 何が起きているのでしょう? 
過去100年間に中南米や世界で何が起きてきたのでしょうか? 
そして今ベネズエラを脅しています——ベネズエラに対する、イランに対する新たな脅威?

彼はレバノンの人々に語りかけました。
あなた方の多くが、自宅や地域社会が十字砲火を浴びるのを目撃した、と彼は言いました。
どれだけ人は冷笑的になれるのでしょうか? 
慎ましやかに嘘をつく、何という力量でしょう。

ベイルートにおけるミリメーター単位の精密な誘導爆弾? 
これは十字砲火でしょうか?

彼は、腰から銃を抜き撃ち、誰かが十字砲火を浴びる西部劇を思い描いています。

これは帝国主義者であり、ファシスト、暗殺者、大量殺戮者であり、帝国とイスラエルがパレスチナとレバノンの人々に発砲しているのです。
これが、起きた事です。そしていま、「我が家が破壊されたのを目撃したので私達は苦しんでいる」と聞かされる。

米国大統領は人々に語りかけるためにやって来ました——世界の人々に。彼はこう言うために来ました——
私はある文書を持ってきました。
それは、今朝私はある声明を読み、彼がアフガニスタンの人々、レバノンの人々やイランの人々と話をしたことが分かったからです。
彼は直接これらの人々に演説しました。

そして米国大統領が世界の人々に演説している間に、人は不思議に思う。
発言する機会が与えられたならば、世界の人々は彼に何を伝えるのか? 
彼らは何を言いたいだろうか?

南の人々、迫害された人々が考えていることを私は薄々感じています。
彼らは、「ヤンキー帝国主義者、祖国に帰れ」と言うでしょう。
もし彼らにマイクが渡され、米帝国主義者に一つの声で伝えることができるなら、人々はそう言うであろうと思います。

そしてこれこそが、議長、僚友及び友よ、昨年我々が過去8年間そうしてきたように、このホールに来て現在立証されたことを述べたのです——完璧に立証されたことを。

この部屋にいる如何なる者も、この機構を擁護できるとは私は思いません。
認めようではありませんか——誠実になりましょう。第二次世界大戦後に生まれた国連の機構は瓦解しました。
価値がありません。

もちろん、一年に一度互いに集まり、出会い、発言をし、あらゆる種類の分厚い文書を準備し、
昨日のエボやルラ大統領のスピーチのような素晴らしい演説を聴くのは良いことです。
その様なことにとっては適切です。

そして沢山の演説があり、我々は例えば、スリランカの大統領やチリ大統領から多くを聞きました。

だがこの総会は単なる審議機関へと変えられました。
我々は権威を持ちません。
世界の悲惨な情勢に影響を与える権威を。
これこそがベネズエラが再び、ここで、今日、九月二十日に、国際連合の再建を提案する理由です。

昨年、議長、我々は決定的に重要であると我々が感じる四つの穏当な提案をしました。
我々は責任を負わなければなりません。
我々の国家元首、大使、代弁者は。そして我々はそのことを論じなければなりません。

第一は拡張であり、そのことを昨日ルラはここで語りました。
常任及び非常任、両分野に関する安全保障理事会の拡張です。
新しい先進及び発展途上国、第三世界に新しい常任メンバーとしての機会が与えられなければなりません。
これが第一段階です。

第二に、世界の紛争に取り組み解決する効果的な方法、透明な意思決定です。

第三点、皆が呼びかけているものである、拒否権として知られる反民主的な仕組みの即時廃止です。安保理の決定に対する拒否権です。

最近の例を挙げさせてください。米国の不道徳な拒否権は、イスラエルが罰されずに、レバノンを破壊することを許しました。
我々が呆然と見ている間に、我々の目前で、理事会の決議は妨げられました。

第四番目に、我々が常に述べてきたように、国際連合の事務局長の役割と権威を増加しなければなりません。

昨日事実上、〔アナン〕事務局長は別れの演説をしました。
彼は過去10年間に、物事が更に複雑になったことを認めました。
飢餓、貧困、暴力、人権侵害は一層ひどくなりました。
これが国際連合という機構の瓦解と、米国の覇権的野心の途方もない帰結なのです。

議長、数年前ベネズエラは国際連合内における戦いを開始する決心をしました。
国際連合を認知することによって。
その加盟国として、そして我々の声を、我々の見解を加えることによって。

我々の意見は、国際体系の改革や平和の探求および威厳を代弁する独立した声なのです。
この惑星の覇権的な勢力の迫害や攻撃性を非難する声。

ベネズエラはこの様にして自らを提示しています。
ボリバル〔南米独立の英雄〕の祖国は、安保理非常任理事国の議席を追求してきました。

さて、これまで、ベネズエラが安保理の議席に自由に選任されるのを妨げる、米国政府によるあからさまな攻撃、不道徳な攻撃がありました。

帝国は真実を恐れており、独立した声を恐れています。それは我々を過激派と呼ぶのですが、彼らが過激派なのです。

また、投票が秘密で、物事を表明する必要がないにもかかわらず、ベネズエラに対する支持を丁重にも表明してくれた全ての諸国に私は謝礼を申し上げます。

一方、帝国があからさまに攻撃した故に、多くの諸国の確信を強固にしました。
そして彼らの支持が我々を強固にします。

メルコスールは圏として、メルコスールの我々の兄弟は、支持を表明しました。
ベネズエラは、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイと共に、メルコスールの加盟国です。

そして他の多くの中南米諸国、カリブ共同体〔CARICOM〕、ボリビアがベネズエラへの支持を表明してきました。
アラブ連盟、全アラブ連盟が支持を表明しました。また私はアラブ世界に、我々のアラブの同胞に、我々のカリブ海の同胞に、アフリカ連盟に非常に感謝しています。
ほぼ全てのアフリカがベネズエラに対する支持を表明しました。またロシアや中国のような諸国や、その他が。

ベネズエラを代表し、我々の人民を代表し、また真実を代表して、私は皆に心から感謝します。
なぜなら、安全保障理事会の議席を伴ったベネズエラは、ベネズエラの意向を表現するのみならず、世界の全ての人々の声となり、尊厳と真実を我々は守るからです。

以上全てに加えて、議長、そこには楽天的になる理由があると私は思います。
詩人ならば「救いようのない程に楽天的」と言うでしょう。
なぜなら、戦争や爆弾や侵略及び予防戦争、また民族の破壊とは別に、新しい時代の夜明けを人は見ることができるからです。

シルビオ・ロドリゲス〔キューバの歌手〕が言うように、この時代は心を生み出しています。
そこには異なる思考の仕方があります。
異なる考えを持つ若者達がいます。
そしてこれはわずか十年という期間以内に既に認識されたことです。
歴史の終焉〔訳注3〕は完全に誤った仮定であることが示され、
同様のことがパックス・アメリカーナ〔米国の力による平和〕と、資本主義の新自由主義世界体制についても示されました。
この体制が更なる貧困をもたらすことが示されました。
今日誰がこれを信じるでしょうか?

現在我々が成さなければならないことは、世界の将来を定めることです。
あらゆる所で夜が明けています。
それをアフリカで、欧州、中南米やオセアニアで見ることが出来ます。
私は楽観的な展望を強調したい。

我々は我ら自身を、交戦する意思を、我らの認識を強化しなければなりません。
我々は新しく又より良い世界を築き上げなければなりません。

ベネズエラはその闘争に加わります。
これが我々が脅される理由です。
米国は既にベネズエラでクーデターを計画し、出資し、着手したことがあり、ベネズエラやその他の場所でクーデターの試みを支援し続けています。

つい先程、ミシェル・バチェレ大統領は、オルランド・レテリエル元外相の恐ろしい暗殺のことを我々に思い起こさせました〔訳注4〕。

また、私はある事を付け足します。
この犯罪を犯した者達は自由の身です。
そしてある米国市民が同様に亡くなった別の事件は、米国人自身でした〔訳注5〕。
彼らはCIAの殺し屋であり、テロリストです。

そして我々はこの部屋で、数日後に別の年忌日がやって来るのを想起しなければなりません。
キューバ航空旅客機で七十三人の無実の人々が死亡した、キューバ航空機に対する別の恐ろしいテロ攻撃から三十年が経つことになります。

この航空機の爆破に責任があるこの大陸の最大のテロリストは、今何処にいるのでしょうか?
彼は数年間ベネズエラの刑務所で過ごしました。
CIAと当時の政府高官らのおかげで、彼は脱走を許され、この国で、政府による保護の下、生活しています。

彼は有罪判決を受けました。
彼は彼の犯罪を認めました。
しかし米国政府は二重規準を使います。
それは望む時にはテロリズムを保護します。

以上のことは、ベネズエラがテロリズムや暴力と戦うために、完全に専念していることを述べるためです。
我々は平和のために戦う人々の一人です。

ルイス・ポサダ・カリレスが、ここで保護されているテロリストの名前です。
またベネズエラから逃れた他の恐ろしく堕落した人々も、保護の下ここで生活しています。
複数の大使館を爆破し、クーデター中に人々を暗殺した団体です。
彼らは私を誘拐し、私を殺すところだったのですが、私が思うに神が手を差し伸べ、我々の民衆や軍が街頭に出たことによって、今日私はここにいます。

しかし、そのクーデターを率いた人々は現在、米国政府に保護され、この国にいます。
米国政府がテロリストを匿い、完全に冷笑的な談話を発表することを私は非難します。

我々はキューバに言及しました。そう、我々は数日前までそこにいました。我々は上機嫌で、そこから来たのです。

そこで人は別の時代の幕開けを目撃するのです。
15カ国グループ 〔G15〕、非同盟首脳会議は歴史的な決議を採択しました。
これがその結果としての文書です。心配ご無用、読みはしませんから。

だがここには、透明な状況での開かれた討論——50以上の国家元首——の後に採択された一連の決議があります。
ハバナは数週間のあいだ南半球の首都となり、再び我々は新たな勢いを伴った非同盟運動を開始しました。

そしてここにいる全ての人に私が要求することがあるとすれば、
我が友よ、我が兄弟姉妹よ、
それは新たな時代の幕開けのための非同盟運動に勢いを与える、あなたの善意を与えてほしい、と頼むことです。
覇権を妨げ、帝国主義の更なる前進を止めるために。

そしてご承知のように、この先3年間フィデル・カストロは非同盟運動の議長であり、我々は彼が変化を効果的に率いることを信頼しています。

遺憾ながら彼らは、「おや、フィデルが死にかけている」と考えました。
だがそうはならなかったから、彼らは落胆させられるでしょう。
そして彼は生きているだけではなく、緑の軍服に戻り、非同盟の議長を務めています。

というわけで、我が同胞よ、議長、新たな強力な運動が生まれました。南の運動が。我々は南の男性と女性です。

この文書とともに、これらの発案とともに、これらの批判とともに、私は私のファイルを閉じます。
あの本も持っていきます。
そして、忘れないでください。これを私は皆さん全てに、熱心に又謙虚にお勧めします。

我々は我々の惑星を救うアイディアを必要としています。
帝国主義の脅威からこの惑星を守るために。
そして望むところは、この世紀に、そう遠くない時に、我々はそれを、この新たな時代を目の当たりにするでしょう。
そして我々の子供達と我々の孫達に、国際連合の、一新された国際連合の基本原則に則った平和な世界を。

そしてことによると、所在地を変更するべきかもしれません。
国際連合を別の場所へ移さなければならないかもしれません。
南の都市に。
我々はベネズエラを既に提案しました。

私の付き添いの医師は、飛行機に止まらなければならなかったことをご承知でしょう。
護衛の責任者は、鍵が掛けられた飛行機に置き去りにされなければならなかった。
このどちらの紳士も国連総会に到着し出席することが許されなかった。
これはまた別の乱用、悪魔に責任がある権力の乱用です。
それは硫黄の臭いがしますが、神は我々と共にあり、私は皆さん全員を抱擁します。

神よ我ら全てを祝福したまえ。良い一日を。

訳注

1:チョムスキーの『覇権か、生存か——アメリカの世界戦略と人類の未来』(原著及び訳書)は、この演説により、アマゾン等のベストセラー・ランキングで1位になったという。(参照元)

2:ダモクレスの剣——身に付き纏(まと)う危険の喩え。危険と隣り合わせていることの喩え。(参照元)

3:歴史の終焉とは「国際社会においてリベラルな民主主義と資本主義が最終的な勝利をおさめ、それ以上の社会制度の発展が終わり、社会の平和と自由と安定を無期限に維持する」というフランシス・フクヤマによる仮説。(参照元)

4:76年9月に彼は「滞在先のアメリカのワシントンD.C.で〔チリ秘密警察〕DINAによる車爆弾で爆殺」された。(参照元)

5:映画『ミッシング』の基となったチャールズ・ホーマン殺害への言及と思われる。ホーマンについては以下参照。

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すごいですね。

米国大統領が悪魔であると国連でいわれたのです。そして、その場の各国の代表が拍手している。

我々は、米国についてもっと理解する必要があるのではないでしょうか?