交通安全協会富士地区支部吉原分会様が主催した、

『交通心理士による交通安全心理講演会』に弊社代表の齊藤と副管理者の鈴木が講師として登壇させて頂きました。

 

 

 

講演テーマ

 

1⃣ 会社概要・交通心理士について

2⃣ 交通心理学による安全運転の提案

3⃣ 災害時の交通心理諸問題

 

 

 

交通心理学による運転中の「こころ」と「行動」の関係、人間の目について、高齢ドライバー・高齢歩行者に関係した交通安全への提案、及び、災害時における運転の留意点、正常性バイアス・同調性バイアスなどについて、ちょっとしたミニ体験や双方向型ディスカッションを交えながら、お話をさせて頂きました。

 

 

※正常性バイアス・同調性バイアスについては、交通と防災で安全領域は異なりますが、災害が発生した際に、車を運転中である事は十分想定される点や道路交通の混乱なども考られることから、お互い一部繋がりはあるものと捉え触れさせて頂きました。

 

 

 

 

 

日時:令和5年8月10日(木)19時~20時30分

場所:吉原まちづくりセンター2F視聴覚室

参加者:約60名

交通安全協会吉原分会の理事・対策委員・女性部員・地域の皆さん 

 

講師:昭和自動車学校 齊藤貴宣・鈴木英正

 

 

主催:交通安全協会富士地区支部吉原分会

共催吉原地区町内連合会、吉原まちづくり協議会、吉原地区生涯学習推進会

協力:静岡県交通安全協会富士地区支部

 

 

 

 

 

 

 

講義が終わり、参加者の皆さんから、

 

「とても分かり易かった」

「青年部の皆さんにも展開したい」

「交通心理学、士(資格)があるのを初めて知った」

 

等、あたたかい言葉をかけて頂きました。

 

 

 

新型コロナウィルス感染拡大防止等の影響もあり、初めて依頼を受けてから3年連続で中止を余儀なくされていました。

 
この日を首を長くして待って下さっていた関係者の皆さまには心より感謝を申し上げます。

 

まだまだ、私たちの住む地域、町では「交通心理士」「交通心理学」というものの存在をご存知ない方々が沢山いらっしゃいます。

 

そういう意味では、今回の講演会を通して私たちの存在や取組み、活動について少しでも多くの方々に知って頂くきっかけになった事は、とても嬉しい事でした。同時に、交通参加者の安心安全をみんなで考える機会となった事に、この講演会の意義を感じました。

 

 

今後も、このたび依頼を頂いた交通安全協会の皆さんはじめ、関係者の皆さんと一緒になって、身近な地域から交通事故が1件でも減らせるような活動を継続していきたいと思います。

 

 

 

 

【交通心理学とは?】

交通心理学は、心理学を交通場面に応用したもので、運転する方や歩行者など交通参加者の 「こころ」 と 「行動」 を研究します。

交通(人やモノが物理的に行き交うこと)は、乗り物をはじめとした多くの機械に支えられていますが、乗り物や機械を動かしているのは人間です。

 

人間の心やからだの状態、とくに、「こころ」 のはたらきが、運転中や歩行中にどう影響するか、どのような変化をもたらすか、などを科学的根拠に基づいて分析・研究し、事故が起きないように交通事故防止に役立てています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日頃、大変お世話になっている松浦常夫先生が書かれた著書

「歩行者事故はなぜ起きるのか」 

とても勉強になります。おススメの1冊です。