高齢者交通事故防止対策推進モデル地区に対する交通安全教室を実施いたしました。
富士市では、高齢者交通事故の防止の為、高齢者交通事故防止対策推進モデル地区として2地区を指定し毎年、講習等を通じ高齢者の交通安全教育を実施しています。
今年は、元吉原地区と吉永地区がモデル地区となっており、この2地区にお住いの高齢者の皆さんを当校に招いて、交通安全教室を実施いたしました。
座学講師は、昭和自動車学校 副管理者の鈴木英正先生が担当させて頂きました。
また、実技講習は鈴木先生を中心に、職員全員で対応をさせて頂きました。
実施日:令和5年5月17日(水)
参加者:65歳以上で運転をされる方26名(モデル2地区)
実技内容:
①横断歩道を安全に横断することと非横断歩道を不安全に横断。(歩行コースは別紙参照)
②横断歩道を横断しようとする人の「横断しようとする意志表示」及び譲られた時の「譲られた時の感謝の意思表示」の有無による運転者としての感じ方の確認(走行コースは別紙参照)
実技目的:
①横断歩道のない場所で道路を横断する時に走行車両の前後を横断することの危険性を理解させ、安全に道路を横断することのできる歩行者になっていただく。
②それぞれの意思表示の有無による感じ方を体験することで自身が横断歩行者となった時の行動を認識し、行動変容を促す。
手前味噌ですが、今回の講習は内容共にとても分かり易く、充実した有意義な講習であったと思います。
それは、鈴木講師のこれまでの入念な準備があってこそ、後で知りましたが、この準備に対する姿勢に頭が下がる思いにもなりました。
弊社には交通心理士資格を有する先生が3人います。
今回、担当した鈴木先生もその1人です。
交通心理学の権威でもある松浦常夫先生の著書「歩行者事故はなぜ起きるのか」も、とても参考になりました。
私たちの役割は、交通安全教育を通して人々の生活を豊かにしていくこと。でもあります。
今回、参加して下さった皆さんの生活が少しでも健康で豊かなものになりますように!
そして、私たちの住む町から、交通事故や悲しむ方が1件でも1人でも減るよう、これからも誠実に取り組んでいきたいと思います。