日頃から交通心理学会を通して大変お世話になっている、松浦先生(日本交通心理学会会長2014~2017)が、
『歩行者事故はなぜ起きるのか』と題した、歩行者にクローズアップした本を上梓されました。
★ 著者 松浦常夫
★ 発行所 一般社団法人 東京大学出版会
★ 『歩行者事故はなぜ起きるのか』
交通心理学って・・・なに?
聞きなれない言葉かと思います。
当校のHPでも専用ページで紹介させて頂いていますので是非、ご覧ください。
https://www.showa-ds.jp/html/traffic_psychology.html
交通安全の研究分野には
★ 工学
★ 医学
★ 心理学
などが、あります。
松浦先生は、心理学(交通心理学)の立場から、警察庁の研究所や大学で、ドライバーや歩行者の心理や行動、事故分析を研究されてきました。
この本で歩行者の交通安全を取り上げた理由の一つは、歩行者にクローズアップした本がまだ書かれていなく、歩行者の交通安全と言えば、従来は子どもの交通安全教育が主体で、歩行者の心理や行動や事故を取り上げた本が必要だと思い、執筆されたそうです。
※ 一部 紹介文より抜粋させて頂きました。
上記写真は、2018年8月にわざわざ、お越し頂いた時の写真です。
私たちは、幸いな事に所属する日本交通心理学会という学会を通して実務者という立場から、松浦先生はじめ、多くの研究者の先生方、実務者の仲間の皆さんから多くの発見や研鑽の場を頂いています。
今回の著書は、
子どもや高齢者の歩行者安全教育、車の先進技術に関する内容など、私たち教習所の職員にとっても、とても興味深い内容になっています。
まだ、本が手元に届いたばかりで全部は読めていませんが、これまでとは違った角度や広い視野で歩行者に関する問題を見つめる、良いきっかけにしたいと思います。
まだまだ、知識も経験も未熟な私たちですが、交通安全教育を通して人々の生活を豊かにしていくという信念をもって歩んでいきたいと思います。