今日は、先日ブログで紹介させて頂いた、記事の続きです!


※ 先日の記事 (2015.10.25 ”まち走りして分かること”)こちら から:

http://ameblo.jp/showads/entry-12089682505.html




上の写真は、私たちの住んでいる富士市の沿岸部、浜幼稚園横にある津波避難タワーの写真です。



この津波避難タワーや、すぐ東側にある浜保育園の入り口には・・・

緊急避難時は この板をやぶって入ってください!” 





板をやぶって非常階段を上がる場所もあれば、JR吉原駅の南側に立っている津波避難タワーの入り口は、このような板がなく、そのまま上がれるようにもなっています。




また、避難施設に設置された非常階段への入り口はどうでしょうか。



下の写真は、田子中学校の場合。




非常階段の入り口は、パッと見た感じ、鍵がかかっているように見えますが、施錠はされておらず、写真にも小さく写っていますが、緑色の部分を奥に押し込むとドアが開く仕組みになっていました。(ただ、セキュリティー上、緊急時を知らせる音が鳴るそうです)



加えて、校舎入り口には災害ボックスがあり。。。






”地震自動オープン錠付”という言葉通り。。。



ボックスの中に振り子があり、震度5以上の大きな揺れを感知すると、自動的にこのボックスが開く仕組みになっているのだそうです。


ボックスの中にある鍵を使って、校舎に入り、校舎内からも階段を使って屋上に上がったり、避難をする形にもなるそうです。














教頭先生が丁寧に説明をして下さいました。









一方、近くの田子小学校では、ボックスはあるものの、その開け方に違いがある事も分かりました。


(ボックスは自動で施錠が解除されるのではなく、自ら壊して開け、ボックスの中の鍵を使う事になるそうです)




こういった事は、地域の自主防災、回覧板、定期的な避難訓練などで周知がされているとの事でした。



私たちが、知らなかっただけなのですが、場所によっても若干の違いがある事も分かりました。

こうして、自分たちの足でその場所に行き、目で見て、耳で聴く。


こういう事が、自分たちの住んでいる町の事を正しい知識として知る事になり、”まち歩き”の重要性なんだと思いますが、一方で、もし目が、耳が、足が、不自由な方の場合はどうだろう。。。


災害弱者と言われる方々に対する災害情報の発信の仕方、対応の仕方も同じように大切です。この両方を備えてはじめて”災害に備える”という事なんだと思います。



そういう意味では、ここからは私見ですが、特に災害弱者と言われる方々には有事の際、その場の状況次第では、安全な場所への移動手段として車は大切な役割を果たせるのではないかと感じています。


今回の、”まち歩き”を通して、この町の知らなかった事を1つ1つ、知ることが出来ています。



もっと、勉強をさせて頂き、特にドライバーへの防災教育に役立てていきたいと思います。