先日、名古屋で行われた「地域で支援する障害者自動車運転リハビリテーション基礎セミナーIN中部」に参加しました。

 セミナー1日目の内容は

1 障害者の自動車免許法制度 愛知県警察本部

2 障害者自動車運転リハビリテーション概論 

目白大学 藤田佳男先生

3 身障者用運転補助装置概論 

(有)フジオート代表取締役 杉山光一

4 障害者自動車運転概論

NPO法人日本身障運転者支援機構 理事長 佐藤正樹

です。





このセミナーの参加者は、 

医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床心理士などの医療従事者。
●行政機関職員・福祉相談員などの支援者

そして、

●自動車教習所関係者。


これら異種業の方々が集まって何が行われるのか・・。それは「障害者運転支援」です。


病気や怪我により障害を負われた方が、退院後自動車の運転を再開しようとするとき、「運転して大丈夫ですよ」と誰に言ってもらえばよいのか・・。患者さん本人が判断するのは責任を含めて難しいことです。


そこで病院と自動車教習所による診断を公安委員会が判定する、このような取り組みが全国で行われています。



昭和自動車学校では、湖山リハビリテーション病院の取り組みに協力し、障害を持つ患者さんが安全に運転できるかどうか、実車を用いた運転評価に協力しています。


必要なのは、個々に差がある障害の運転への影響を正しく観察し、偏りなく判定する仕組みです。

「病院の紙面テストは合格だけれど、本当に実車が運転できるのか・・」

「片手だけで運転するにはどのようにしたらよいか・・」

「今後の運転で注意しなければならない事はなにか・・」

などについて、自動車教習所の視点から評価・アドバイスを行っています。




セミナーに参加し、運転再開を希望する方を現場の私たちがしっかり支える必要があることを強く感じました。内容については、次の機会に報告しようと思います。